ユクとゆく

宮古島で保護された犬、ユクとの暮らし。

波があります、とは一体?犬の通知簿。

私が小学生の頃のお話。学期の最後に成績表を先生からいただく、通知簿と呼ばれるものだ。できることなら親にこれを見せたくはなかった。そのようなことは無論許されるわけもなく必ず両親に手渡された。なぜ見せたくなかったか、というと単純な理由で、成績…

吉野家の牛丼。

牛丼は吉野家のものが好きだ。棋士、村山聖も言っていたが、牛丼は吉野家でないといけない。松屋もすき家もなか卯もそれぞれ美味しいとは思うが、それは、吉野家あってこそ、なのだ。湖池屋のポテトチップスが美味いのも、カルビーのポテトチップスがあるか…

懐かしさは自分のためだけに。

懐かしいということは、生きてきた証しでもある。経験し記憶し、それを思い返すとき、懐かしい、と感じるものだからだ。生きていてもすべてを忘れてしまっていては、懐かしむことはできない。心に刻むからこそ懐かしいのだ。 ここへ初めて来た日は、不安でい…

家族会におよばれした犬。【夢が現実に!編】

ユクがお母さん犬からはぐれてしまったパターンは色々と想像した。宮古島で親犬を飼っていた方が、子犬だけ捨ててしまったのか。しばらく集団で行動していたけれど、ユクだけ崖から落ちてしまったのか。ユクの後ろ脚には骨折の跡があるので、それはそのとき…

家族会におよばれした犬。【出会い編】

宮古島で保護された犬と暮らすようになってから、現地の状況(保護される犬が多いこと)を少し知ったこともあり、宮古島の保護犬たちのことを気にかけるようになった。特段何かをするわけではない。宮古島で保護活動をされている団体のSNSアカウントを見て、…

犬のくちびる

動物に人間の手から食べ物をやる、ということをこれまでの人生で何度かは、したことがある。ハムスター、猫、カメ、そのようなところだろうか。犬には立派な牙がある。はっきり言って怖い。普段はオテやオスワリを命令していい気なものだが、犬に本気を出さ…

一時的にも縄張り意識?砂浜で縄張り守りごっこをする犬。

由比ヶ浜へ散歩に出かけた。決して海には入らないが、砂浜を前にすると、信号待ちでもそわそわして、一刻も早く砂を踏みしめたい、という顔をするユク。信号を渡ると、グイグイとリードを引き、砂浜へ走る。 ゴールデンウイークの由比ヶ浜は、若い子たち(人…

縄張り意識が芽生えた犬。

ユクがうちへ来て、二年が経とうとしている。最初の一年目より、この二年目のほうが早かった、と感じる。人生の体感が加速するように、ユクとの暮らしも加速しているのだろうか。犬の一生は人よりも短い。だからこそ、ユクとの一日を時間を大切にしたい、と…

老犬との交わり。

犬の一生の長さを人間のそれと比較して悲しむなど、まったく人間の勝手な押し付けであるということは何度も書いた。それはそれと分かっていながら(完全には受け入れていないからこそ自らに言い聞かせるように何度も思考がめぐるのだろうが)、犬の一生の短…

犬が遊びに誘う。遊んでやったのだから……

ユクにはいくつかのおもちゃが与えられている。ぬいぐるみの類はすぐに破壊され、内臓(綿です)がぶちまけられる。ゴム製の歯応えのある物は案外すぐに飽きる。ユクと同郷の犬たちが好んでいるというお肉のぬいぐるみをあげてみた。これは気に入ったようだ…

仔犬でい(させ?)たい症候群。

春がきた。少し飛び越して夏を感じるほどの日もすでにある。日が延びて、夕刻のお散歩にゆとりができた。成長を見越して購入されたと思しきブカブカの学生服を着た中学生たちが線路の横で電車とかけっこをしている。お!かけっこ遊びやるのか?という感じで…

脚の長いジャックラッセルテリア。

先週末。ユクを連れて、由比ヶ浜へ出かけた。夫婦ともに休みの日には、少し足を延ばした散歩に出かけることがよくある。北鎌倉から鎌倉までの道中、ユクはいつもと違う感じを嗅ぎ取っているのか、グイグイと引っ張る。この調子でグイグイやると、帰りに疲れ…

少しずつ成長する犬。犬の術中?

少しずつ、といっても、気づいたときにはそれは、いつのまにか、であり、こんなにも、でもある。横断歩道で、クルクル回って興奮して渡るようなことが減ったり、他の犬とのご挨拶もいくらか静かにできるようになっていたり、ふと、その変化に気づく。それら…

挨拶と感謝。勘違いとの闘い。

誰かが手を振っているな、と思って近づいてみたら、見知らぬ人で、自分の後ろにいる人に対して手を振っていた、ということに近いことは誰しも経験したことがあるだろう。知らない人に笑い返したり、手を振り返したり、挨拶したり、ということは確かに恥ずか…

遺伝子に受け継いでいるもの。犬も人も。

物理的な本をあまり読まなくなった。読んでいるのは、電子書籍と呼ばれるものがほとんどだ。買うときも、電子版がないと購入することを少しためらうようにまでなってしまった。紙の本に備わる良さは沢山ある。本全体において、いま自分がどのくらいの位置に…

斑点が増えてきた犬。

ユクの名前はアイヌ語の「鹿」に由来する。鹿のような模様が体表に見られるから、そう名付けられた。最近、近所の方に、「ユクちゃん、斑点増えた?」とか「茶色が沢山出てきた?」などと声をかけられる。少し暖かくなってきて、着せていたコートが取れたので…

べた褒めされた犬。

北鎌倉に人通りが少し戻ってきた。蔓延防止法に基づく自粛要請が解除されたからだ。感染者数はまた増加しつつあるが、春の陽気も相まって、道行く人の顔には「コロナ終わった」というような晴れやかさが垣間見える。 もっとも北鎌倉が賑わうのは六月、紫陽花…

アメリカ大陸をユクとゆく!

ユクが飛行機に乗るのは二回目だ。保護された宮古島から関東に来る際、飛行機に乗った。クレートに入らなかった犬も今では見事に自ら入れるようになった。そもそもクレートに入らなければ、災害時にも困る。本当に入れるようになって良かった。 成田空港でユ…

正しい言葉。ルールの効用。

専門家でもないので、あまり偉そうなことは言えないが、ら抜き言葉などを使わぬように気をつけたいと思っている。また、敬語や謙譲語の誤用にも注意を払っている。それは茶の湯の稽古をするようになってからなのか、元々そういう気質だから茶の湯の世界に惹…

人間と歩くのが上手になった犬。

日に日に。と、いうことなのだろう。犬と散歩、つまりリードで人と犬がつながった状態で外を歩くときのこと。ユク、上手に歩けるようになったね、と思う。半年前には、またその半年前と比較してそう感じていたかもしれない。突然魔法のように犬が(もしくは…

高校野球が好きだった。

春休みも夏休みも、ずっと高校野球を観ていた。近所の子供が集まって野球をして遊ぶのは、申し合わせたようにテレビでの高校野球中継が終わってからだった。大して仲良くもなかったのに、ご近所だというだけで一緒に野球をして遊んでもらっていた。その頃の…

犬も歩けば棒に当たる。ユクも歩けば……

私はくよくよするタイプの人間だ。楽観的でありたいと思うし、楽観的にならねば、とがんばって考え方を変えるような努力をしてきた。もしくは楽観的な振りをすることでごまかしてきた。それでも性根は悲観的である。 眠る犬の向こうに見えるカメ。 うちの中…

注意深く観ること。犬に気を取られすぎた夫婦。

犬はいつも注意深く、自分の周りを観察している。もちろん観るだけでなく、犬のとって一番大切な匂いを嗅ぎ、音を聴き、周囲の変化に対して備えをしているようだ。備えと言えば聞こえが良いが、ほとんどは身の危険というより、食べ物にありつけるかどうか、…

MarshallのBluetoothスピーカーを買う。戦争と平和。

リビングに居るときに気軽に音楽を聴きたいと思い、Bluetoothのスピーカーの購入を考えた。見た目からして、Marshall社のスピーカーが良い、と考えていた。レビューを見ても高評価が多い。ただし偽物が出回っているようなので、中古品や知らない業者の販売す…

はじめましてのむつかしさ。

パンデミックのはじまる一年ほど前、小田原から鎌倉に引越した。引越してからもしばらくは小田原まで髪を切りに行っていた。床屋を変えるのは面倒なことだ。どのように切って欲しいか、などをできるだけ言いたくはないが、適当には切って欲しくない。そのよ…

犬を連れて由比ヶ浜散歩。なぜ海では「わぁ」となるのか。

海辺を犬とともに歩く。それは犬を飼う前から、何となく楽しそうだ、と思っていた。実際に犬を連れて行ってみると、やはり楽しい。 水に入ることには興味のないユクと私。(水辺までの距離は遠い) 海というものには何となく、わぁ、となる感覚がある。十歳…

落ち着きがないけど集中できる犬。あるいは人。

ドラマの劇中、剣術の稽古をつけている師匠が弟子に対して「集中してないな、今日はこれで終わりだ」と言った。師匠は弟子の様子を見て、内面までも分かるようだ。私にも実際にこのようなことはあった。茶の湯のお稽古をつけていただいているときのことだ。…

調子良くなったので、調子に乗る犬。

ぐったりして、まったく遊ばなくなったときは大変心配した。このままだったらどうしよう。何か悪いことしてしまったか、何か悪い物を食わせてしまったか。などと、心配に心配を重ねていた。ちょっとお腹が痛くなったときに、俺はもう死ぬのではないか、と思…

犬のお腹の調子を整えたい。犬の腸活。

ユクは朝夕二度の散歩にでかける。お家で排泄ができない犬なので、朝夕二度のお出かけは必須である。そして排泄された物を観て、人間は犬のお腹の調子を確かめるのだ。確かめると言っても、緩いかどうか、くらいしか分からないのだが。 場所が定まった瞬間。…

良い子だねぇ、とほめられたと思ったら。

ユクのお散歩でのお楽しみはおやつをくれる人に出会うことである。もちろん、道中の匂いを嗅ぎまわる「クン活」が第一目的ではあるが、その次、ときにはそれ以上におやつをくれる人と会うことも楽しみにしている。 成功の瞬間。 おやつをもらうことは得意だ…