ユクとゆく

宮古島で保護された犬、ユクとの暮らし。

強面(こわもて)の飼い主。人は見かけによらないよ。

ユクがうちに来てから一年以上が経過した。季節をひと巡りしたということになる。去年はこうだったなぁ、などと回想することも新しい楽しみだ。三年前はこうだった、とか五年前は、などと積み重なっていくことだろう。犬の散歩歴(犬の方ではなく、飼い主の…

つばつけとったら治る

関西地方のお母さま方(現地では「おかん」と呼称されている)は、転んで擦りむいたりした子供に対して、「つばつけとったら治る」といった感じのことをよく言っていた。昭和の時代の話だ。昭和の犬は荒い扱いを受けていたと言われるが、昭和の子供たちもな…

未来から来た飼い主。

未来の予測は簡単だ。誰でも、未来はこうなるであろうと想像することができる。そして、それは概ね間違っていないだろう。人間が想像できることしか、未来では実現していかないので、当たり前といえば当たり前だ。では、未来が予測できるなら、お金を儲ける…

幸せな日々には二種類ある。

一つには大きな変化を楽しむ日々だ。これは主に若者の求める幸せだと思う。とにかく大きな変化を求めるのだ。毎日同じなんてつまらない。何かしらの行事も毎週のようにあると良い。そのような日々を理想としている。 もう一つは、変わらぬ日々に幸せを見出す…

iPhone 13 Pro を大枚叩いて買ったアマチュア飼い主。

四年ぶりにiPhoneを新しい物に変えた。iPhone7からiPhone13。7から13だ。さぞかし進化に驚かされるだろうと、届く前からケースなどの周辺グッズを買いそろえて待ち望んでいた。13という数字も好きだ。11も好きだったが、13まで待った。 SIMフリーの端末を買…

のれんをくぐった犬

ユクは鹿模様だ。これは名の由来でもある。犬は様々模様があって面白い。黒い毛の犬でも、真っ黒ではなかったり、部分的に違う色が混ざったり、皮膚は白かったり。よく見ると同じ犬種でも微妙に違っている。 ユクの模様の特徴は、第一にはその鹿柄で、第二に…

肝の小さいところを犬に見透かされてる。

ユクは、二歳となった今でも相変わらずに散歩中「阿呆」になることがある。予兆は感じられるが、どのように対処しておけば「阿呆」にならないかということは未だ判っていない。 一緒に歩いていて、私の隣をお利口そうに歩いて顔を見つめる。周りからは、なん…

寝室に響くフクロウの鳴く声。

ユクは上手に人間のベッドで寝るようになった。上手に、というのは褒め過ぎかも知れないが、もっと無茶苦茶になるかと思っていたので、意外と大人しく一緒に寝てくれるな、といったところか。私たち夫婦の間で寝て、頭がどちら向きかということはさておき、…

良いときほど慎重に。

と心がけることは、本当に難しい。先人たちが残した言葉にもこのようなことを指し示すものが多いことからも、人間誰しもが行き当たるところなのだろう。 ブラジリアン柔術の全日本マスターという大会に出て、初戦で敗退した。試合終了三十秒前までポイントリ…

ユクは牧羊犬として、きっと良い仕事をする。

と思っている。 年長であり、下戸で妻の晩酌にも付き合えない私は一番に二階へ上がり床に就く。しばらくKindle端末で読書をするが、すぐに力尽きて眠る。しばらくしてから、風呂を上がった妻が隣りにやって来る。夜は大体そのような感じだった。犬と寝始める…

スペイン語「Vamos!」で命令する飼い主。

Netflix(ネットフリックス)のオリジナル製作ドラマ、「ペーパーハウス」に夢中だ。「24(トゥエンティーフォー)」に代表されるような特殊部隊的な要素と、「プリズンブレイク」にあるような脱出、綿密な計画要素など、私の好むものが完璧に含まれている。…

二歳になった犬。ケーキが消えた?

ユクは保護犬なので、生まれた日は推定だ。歯の様子などを獣医さんに見てもらって、おおよその月齢を知る。そこから逆算して、生まれたであろう月を定める。ユクは2019年の9月頃に生まれたと推測された。つまり、今年2021年の9月で二歳になった、ということ…

犬の暮らしている時空は重力が小さいに違いない。

ここ数年で、SF小説を読むようになった。中学高校と仲良くしていた友人がSF小説をよく読んでいた。彼はとても賢く、要領も良かった。世界史の期末試験でのこと。一週間前から着々と勉強をしてきた私。試験前日に彼と一問一答を行うと、私のほうが勝った。と…

寝ていてもサッと起きるやつら。

週に二度ほど、ブラジリアン柔術のクラスに参加している。クラスでは、前半はウォーミングアップとマット運動をし、中盤は技のレクチャーを受ける。後半にはスパーリングといって、実戦形式の練習をし、習った技を試したり、考えてきた技を試したりする。ス…

犬のいたずらに学ぶこと。すべては遊び。

飼っている亀に噛まれたことがある。部屋の中に放してやって、自由に歩かせていたときのことだ。亀は甲羅がずっしりしているので、フローリングを歩くとガタゴトと音を立てる。その音のおかげで、亀が部屋のどの辺を歩いているのか、ということが認識できる…

犬の寝方。寝る形。

ユクは丸くなって寝ていることが多い。とぐろを巻くように寝ている。童謡にある通り、丸くなって寝るのは猫の特徴であると思い込んでいた。ユクが特別な寝方をしているのではなく、犬の寝方としてよくある形のようだ。 これはなかなか合理的な形だ。自らの弱…

犬のように扱われた、という表現に引っかかる。

名古屋出入国在留管理局で外国人女性が亡くなったというニュースがあった。体調不良を訴えていたが、適切な治療を受けさせてもらえなかったそうだ。ご遺族が来日し、彼女の施設での様子を写した映像を確認した。最後まで見ることができなかった、というコメ…

クン活。キャンプ。それは野性ごっこ。

犬のルーツは狼、で間違いないそうだ。狼と犬の遺伝的な分岐は、DNAの解析により、十三万五千年前と計算された。人類が農業を始めたのはせいぜい一万一千五百年前なので、犬が人間に寄り添うようになる、はるか昔に犬という種類は存在したのだ。よく言われて…

ペットの毛が沢山取れるツール。

これまでに一緒に暮らしたことがある動物は、金魚、亀、ハムスター、猫、といったところだ。それらのほとんどは、母親が世話してくれていたので、本当に自分で飼っていた、とは言い難い。実家を出てから飼い始めたのは亀(クサガメ)だ。何となくペットが欲…

決壊。毎夜犬と寝ることに。

犬と一緒に寝る、という夢を叶えた。そして、それは二週間に一度だけ、犬がシャンプーした日の夜だけ、ということで始まった。一緒に寝た翌日に、どうして今日はベッドに上ってはいけないのか、ということを理解してもらえないのではないか、と懸念していた…

犬の早食い対策のためのフードボウル。

ユクは食べるのがとても早い。うちにいる亀(名はカメリ、クサガメのオス十七歳)も同じく早い。私はお腹が減っていると早い。子供の頃、ゆっくりじっくり食べていると、おやつをつまんだことが母親によくバレた。犬も亀も、誰も取りはしないのに、とても慌…

うれション事件

犬はときに「うれション」をしてしまう。うれしすぎておしっこしてしまうことを「うれション」と呼ぶらしい。なぜションなのか。おねしょというくらいだから、「うれしょ」で良いのではないかと思うが、本題から逸れるので、それは置いておきたい。 ユクは、…

犬が死ぬことの含まれたストーリーに敏感になった。

人類より先に、地球外の宇宙空間へ行った犬たちがいることをあるドラマを観て知った。ドラマなのでフィクションかもしれないと思い、調べてみた。その犬たちは実在した。「ソ連の宇宙犬」などで検索すると概要を知ることができる。なぜ犬をロケットに乗せて…

マナーパンツを履いた犬。

マナーパンツ、すなわちオムツである。実際にユクに履かせたことはないが、犬用にマナーパンツというものが売られているのだ。たまに履かされている犬を見かける。幸いユクはどこにでもマーキングするタイプではなかったので、マナーパンツのお世話にはなっ…

ジェンダーレス社会の向こうには、人類と犬の共感社会が待っている。

オンライン会議が主流となり、人と実際に会って仕事をする機会がめっきり減った。オンライン会議で話すこともなく、メールでのみ繫がり、仕事が進行しているケースもある。この件は部下の者が引き継ぎますので、というケースなどだ。昨日、メールの署名部分…

横断歩道でテンション上げなくなった犬。(または人)

ユクが来て二回目の夏を迎えた。最近ふと気が付いたことがある。横断歩道を渡るときに、ヨッシャー!という感じにならなくなったのだ。きっかけはなくて、ただ何となく、しなくなった。もしかして、これが落ち着いてきたということだろうか。二歳を目前に、…

犬のリードを握る手に、ブラジリアン柔術での力の入れ方を応用する。

私が趣味で行っているスポーツ、ブラジリアン柔術は、いわゆる格闘技だ。四十を過ぎて格闘技などやることになるとは思ってもいなかった。引っ越した先でスポーツジムを探していたところ、適当なところがなかった。その矢先、近所に総合格闘技ジムという看板…

犬と寝る計画のその後。ルール無用の人と犬。

犬の行動範囲を徐々に拡げることによって、最終的に一緒のベッドで寝るというところまでたどり着いた。それはおおよそ一年間をかけて達成された。 ユクがうちへ来てからの約一年間は、リビングを犬の行動範囲の限界としていた。当初、夜はリビングにあるケー…

「まるごと馬場のぼる展」で自分のルーツを知る。

幼少の頃、「11ぴきのねことあほうどり」という絵本を買い与えてもらっていた。大学に行くくらいまで、自分の本棚にあったように記憶している。ずっと大切にしてきた、とか模写して楽しんでいた、というほどのことでもない。ただ、持っていたなぁ、という程…

ここにユクがいたら。犬依存重症患者の妄想。

私は自宅で仕事をしている。コロナウイルスが流行する前は、打ち合わせに出かけたり、出張に行ったり、ということも多くあった。いまでは、そういう風習もオンライン会議などに切り替わり、実際にお会いしたことのない方との仕事も増えてきた。お会いして打…