ユクとゆく

宮古島で保護された犬、ユクとの暮らし。

暑いのと人が多いのと。むつかしい季節。

六月も後半に差し掛かり、今年はなぜか梅雨に入らないが、暑さはそれなりに初夏らしくなってきた。日中は暑い、ということだ。二時くらいの最も気温が上がりそうな時間帯に犬を連れて外を歩いておられる方も見られる。肉球は大丈夫だろうか、と毎度気になる…

またまたワガママを通した犬。

ユクは私と散歩に行くときと妻と散歩に行くときとでは、その振る舞いが違う。これは近所の飼い主さんからもよく聞く話である。順序を付けているというような説も聞かれるが、順序というより、それぞれの関係性なのではないだろうか。 なんかオメーこわいのよ…

ケージやクレートは安全な場所と認識している犬。

リードの金具部分が怪しい。ということを妻が発見した。なのでここ二日間は、もう一つリードを着けてトリプルリード状態での散歩となった。トリプルは流石に大変だが、妻が新しい物を注文してくれたので、今日にも届くはずだ。 なんかリード多いね。 ピンポ…

犬はいつも真剣だ。

人は笑う動物だ。笑うことにはストレスを軽減してくれたり、免疫力を高める効果があるそうだ。ただ、笑うことは難しい。私には敵意がございませんよ、という意を込めて、口角を上げる表情を作るという、いわゆる微笑などは相当に高度な技術と言えよう。 目は…

夕焼け小焼けのチャイムが鳴るまえに。

四十を過ぎ、神奈川県に引っ越してきて、初めて「夕焼け小焼けチャイム」を聴いた。冬は一六時半、夏は一七時に鳴る。私は関西人である。明石、須磨、神戸で育った。だから、「夕焼け小焼けチャイム」がなかった。 と、ここまで書いて、調べてみた。正式名称…

犬が人間の足元で寝るのはなぜ?

犬と一緒に寝るようになって随分経った。随分経ったけど、ユクは毎晩、人間のベッドに上がると全身で喜びを表現する。ご飯前も毎食飛び上がって喜ぶし、寝るときも毎晩うれしいようだ。毎回新鮮に喜ぶ姿を見て、こちらもうれしくなる。一日一日はとても大切…

お天気に敏感な犬。外すこともあるけどね。

梅雨が近い。梅雨に限らず、常に天気には気を配っている。犬を散歩に連れて行く必要があるからだ。家の中では絶対に用を足さないユクを外に連れださなければならない。「したくなったら、絶対にしますから」と物の本には書いてある。それを信じて、トイレト…

カレーづくりで冒険できない。あるいは海で。

たとえば散髪。私はこのところ新しい散髪屋さんに行くことをためらわない。気に入っていた近所の散髪屋さんが「画家になります」と言って廃業されてしまったので、新しい散髪屋に通うようになった。切ってもらった直後はさっぱりするので、気持ち良い。また…

もったいないから食べなさい。多様性を求む世に。

犬と暮らしていると、気付かされることが多い。特に、人間には当たり前のことが、犬にとってはそうでない、ということを改めて認識するようなことだ。 当たり前ってなに?(そ、そこからか!) 人間が他の動物と決定的に違うのは、抽象化する能力だろう。文…

他の犬に吠える犬。小走りでやり過ごしたい飼い主。

すべての人と犬に対して友好的な犬であれば、こんなことで悩む必要もない。ユクには番犬気質がある。言い方を変えれば、縄張り意識なのだと思う。縄張り意識というと人間からすればエリアの概念だが、犬にとっては、所有という概念もそこに含まれているよう…

海まで来てしまった脚の悪い飼い主と喜んだ犬。

私は足を怪我している身だ。怪我をしていても、それなりに歩くことはできる。お会いした人に怪我がバレない程度に歩くことができるようにもなった。それでも北鎌倉から由比ヶ浜まで、となると片道一時間はかかる大変な距離だ。 その日、ユクは鎌倉方面へ行く…

受け入れるも何も。この瞬間を生きている犬と勝負の向こう側。

ユクには骨折痕がある。左の後ろ脚をほとんど使っていない。両方の脚を見比べるとそれは明らかだ。左のお尻から腿にかけての筋肉がほとんど発達していない。大きい方をするときも、いつもバランスが悪く、ぐらついている。走るときは後ろ脚を同時に蹴ってい…

お庭でバーベキュー。地べたに住む、団地育ちの飼い主。

私は団地で育った。高度経済成長真っ只中の団塊ジュニア世代ということになるのだろう。高度経済成長期の何が良かったのか、というと世の中に不安が感じられなかったことではないか。もしかしたら私が子供だったので、単に不安を感じられな買っただけかもし…

うちの子記念日は来た日のことを思い返す日。

ユクがうちにやってきて、四年が過ぎた。最初の一年は大変だった。いや、一ヶ月、一週間はもっと大変だったか。初日、二日目も大変だった。それを思えば、今の状態は、犬も人間も落ち着いていて、淡々と日々を暮らすことが出来るほどになった。犬は特に同じ…

季節の移ろいに気付くには。

歳を重ねると、体力が落ちる。人間も犬も。百歳の影絵画家、藤城清治さんをテレビで見た。手すりにつかまりながらもしっかりとご自身の脚で階段を上がっておられた。そのようすをみて、膝を怪我している私と同じではないか、とすぐに思った。今からあと五十…

人の気を引く技が多彩になってきた犬。

ヘソ天は絶対、というルールが我が家にはある。犬がヘソ天をしたら、すべてを留め置いて必ずお腹をさすってやる、というルールだ。このルールは九割以上の確率で守られている。まれにオンラインミーティング中にヘソ天が始まってしまい、ヘソ天のまま放置さ…

トップの座を狙う犬。

ユクはリーダー気質を持った犬だと思う。犬を何頭も飼ったことがないので、比較した上での結論ではない。ただ、そう感じる、程度のことだ。臆病なところも多く見受けられるので、実際にはリーダーという柄でもないような気もする。保護されたのは一匹でいた…

カクカクいう膝を持つ飼い主と犬。犬に学べ!

怪我から一週間が経ち、ようやく病院へ行った。忙しくてなかなか時間が取れなかったのだ。ネットで予約してから行ったものの、とても待たされた。ドアを開けると、五十人はゆうに超えるであろう人数が待合いにいた。飛び込みで行かずに良かった。それでも一…

柴犬には気遣いのできる犬と足の痛い飼い主。

膝は痛い。坂を下るときが痛い。朝目覚めるたびに、ああ、怪我したんだな、と思い出す。と、いうことは寝ている間は痛くないのだろう。大した事ない。ということにしておきたい。 ゆっくり歩いて欲しい、とユクにお願いしながら散歩している。振り返るユクは…

また足を怪我した飼い主。

今度は膝を怪我した。人間の話だ。 怪我を克服したユク坊。 ブラジリアン柔術の試合中に膝にのっかられて、両膝ともに傷めた。怪我をするたびに、ああ、これでもう柔術はできなくなるのかな、と頭をよぎる。網膜剥離をしたとき、足の指を骨折したとき、足首…

犬と寝ると、よく眠れる?幸せ?

ユクと一緒に寝るようになって、三年くらいになるのだろうか。うちへ来た当初は、眠る場所は違った。階も別だった。一年くらい経ってから、なし崩し的に一緒に寝るようになった。 犬と眠ることは幸せに満ちている。毎晩、変わることなく、ユクはベッドに上が…

よく働き、よく食べて、よく眠る犬。そろそろ蜂さんが怖い。

山歩きが大好きだ。人間もそうだが、犬の話だ。山に入ると、ユクの目つきが変わる。野性的と呼ぶに相応しい目ををしている。自然と、こちらの言う事をあまり聞かなくなる。行きたい方、嗅ぎたい方へリードを引っ張る。ただしそれだけでは主従関係が崩壊する…

なんにもしない日。

なんとなく、予定がないのは悪いことのように感じる。ましてや、休日に予定がないと世間からずれた奴のように思われるだろうか。 歳をとって、仕事を若い時のようには出来なくなった。誰でもそうだろう。体力、集中力が若い頃とは明らかに違う。同じようにや…

一旦追い抜かせてから、追い抜く遊びをする犬。犬の遊びと勝負事。

犬は遊びや勝負を理解しているのか。よーいドンでかけっこをして、どちらが先に着いた、つまり勝ったというような概念を理解しているのだろうか。 一番になりたいユク坊。 二階から一緒に降りるとき、階段の途中でユクは私を待つ、少し追い抜かせてから、ス…

二人だけの緊急事態宣言。

桜が満開になり心も浮かれるか、と、思いきや、今年何となくそんな気分にならない。パンデミックによる自粛ムードが明けて、今年の春は本格的に桜を楽しもうということだろうか。北鎌倉界隈も沢山の人だ。 花びらの道をゆくユク坊。 人が動くから、人が集ま…

燃費。犬の場合、クルマの場合。

最近ユクはグルメになった。そう言えば聞こえは良いが、食べ物に対して選り好みをするようになった。以前はまったくと言って良いほど、何でも食べた。SNSなどで、うちのこが食事を残して困ります、などの投稿を見ても、ユクは何でも食べるし助かるな、くらい…

時間差を楽しむ。写真を写真屋さんで現像してもらったことはありますか?

ユクにハーネスと首輪を付けて、リードを繋ぐ。毎回の散歩の準備である。ふと。玄関が生臭い。生ゴミでも落ちているのだろうか。見回すがそんな様子はない。準備の褒美(通常のドライフード一粒)をユクにやり、ドアを開ける。 春眠なんとかってやつ?しらん…

修善寺観光。旭滝へユクとゆく。

二泊三日の伊豆、修善寺旅行の話は続く。丸一日滞在できる中日は一日中雨模様だった。 卒業式などのイベントは雨だったことが多い。 天気予報を見て、流石は雨男よ、と思ったが、宿の部屋は雰囲気が良いし、ユクも一緒に来られたし、いつでも入れる温泉風呂…

野生の鹿に出会った鹿という名の犬。

まったく旅行記の体をなしていないが、修善寺旅行の話はつづく。(すみません)私たちの止まった宿は、「ラフォーレ修善寺」というエリアの中にある宿だ。ホテルやらコテージやら、ゴルフ場やら宴会場やら、とてつもなく広い敷地に様々な施設が存在している…

修善寺のホテルで少し不安になった犬。

ユクはお留守番が得意だ。もちろん人間側が一方的に「得意」と言っているだけで、得意がっているわけではない。見守るためのカメラを設置しているので、留守番をしているユクを見ることができる。まったく得意そうにしていない。むしろ、退屈でたまらんわ、…