ユクとゆく

宮古島で保護された犬、ユクとの暮らし。

お天気に敏感な犬。外すこともあるけどね。

梅雨が近い。
梅雨に限らず、常に天気には気を配っている。犬を散歩に連れて行く必要があるからだ。家の中では絶対に用を足さないユクを外に連れださなければならない。「したくなったら、絶対にしますから」と物の本には書いてある。それを信じて、トイレトレーニングをしたこともあったが、ユクは絶対にしない。身体を壊してしまいそうで怖いので、家で用を足すためのトイレトレーニングは断念した。だから、雨が降っても風が吹いても、私たちは散歩に出かけるのだ。

雨の日のいでたち。

朝、天気が良いと、ユクは午前四時台から、ベッドから出たがっている。さすがに人間には早い。なだめながらもう少し寝る。

一階へ降りると、リビングの窓の外側にあるシャッターを開ける。この瞬間をユクはとても楽しみにしている。素早く窓のところまで駆け寄りこちらを見る。そして、鼻先で早くこれを開けてくれ、というような仕草をする。人間に顎で指示を出しているように見える。顎で使われた私は窓を開けて、シャッターを上げる。
そこへもユクは鼻先を突っ込んできて、誰よりも早く外の匂いを嗅ごうとする。

シャッターが上がった直後、外の様子を確認中。

この行動、というより、ユクのテンションは、晴れ具合に比例する。
晴天のときは、小躍りしてリビングを掛けてゆく。まずまずの晴れの日にはまずまずな歩き方で窓際へ。
曇天の朝は顎での指示も出さなくなる。リビングに置いてある、ユク用のベッドで丸くなって二度寝する。

雨の日は。
起きない。人間を起こすこともせず、一緒にぐずぐずしている。朝のユクの様子でその日の天気が分かるくらいだ。

起きる気なし。

このようにユクは見事な天気予報犬ではあるが、外すこともある。
朝早くから起きだして、人間の耳をなめたり、伸びをした脚がたまたま当たってしまったようなふりをして起こす。
人間を先導するように、トコトコ軽やかに階段を降りていく。リビングを駆け抜け、窓の側で待機。顎で人間に指示を出す。はよ開けろ!

ガラガラとシャッターを開けてやると、外はザアザアと雨が降っている。小雨ではない。しっかり降っている。明らかにユクの様子が「残念」とタイトルを付けたくなるような状態になっていく。

顔は曇り、尻尾は落ちる。
すごすごとベッドへ行き、丸くなってしまった。外したときはこんな感じ。

ふて寝。