2024-01-01から1ヶ月間の記事一覧
「正直不動産」という漫画がある。不動産に関する勉強にもなるし、単純に面白い。不動産屋さんに行くと、何となくこれは騙されているのではないか、という気分になる。多くの人がそのような懐疑心を持った経験をしているのではなかろうか。つまり、不動産屋…
アベックがペアルック、という表現が使われなくなって久しい。私ですら、アベックという言葉を真面目に使用したことがないので、これは相当に古い言葉なのだろう。まさに昭和時代の言葉だと思われる。ペアルックはまだ生き残っているかもしれない。アツアツ…
朝起きて鏡の前に立つと、髪の毛の逆立った男がこっちを見ていた。驚きはしない。そこに映っているのは私自身だからだ。さすがに寝ぐせは何とかせねばならない。水を手に取り、頭髪を押さえる。 まだ起きねぇぞ。 幼い頃、母親によく指摘された。母は何故か…
ユクは、家の中のほとんどの場所に入って良いことになっている。禁止エリアは台所くらいのもので、その他は自由に出入りできる。ドアノブをジャンプして開けるというような芸当はしないので、ドアを閉めてあれば、出入りはできない。せいぜい引戸を鼻先で開…
うぐぐぐ。という音で目が覚めた。 掛ふとんが盛り上がる下で、ユクが背中を丸めて立っていた。うげうげうげ。と吐いた。吐いたものはドッグフードのような物だったように思うが、寝ぼけていてよく覚えてない。 そんな格好で寝るからではないか。 ユクは口を…
今週は茶の湯の稽古場の初釜があり、大阪に滞在している。久しぶりの長期滞在だ。長期といっても三泊だけだが、夜、犬に起こされないのは寂しい。寂しいといっても、実際にはよく眠れる。毎年参拝している大阪の神社へ、この機会に新年のご挨拶に参った。駅…
犬と行く、冬の散歩コースには山がよく選ばれる。夏場にもユクは山の方へ行きたがるので、選んでいるのは人間である。午後のお散歩は、特に犬にとっての一大イベントであるので、なるべくユクの行きたいところへ行かせてやりたいと考えているし、クン活にも…
年が改まり、本来であれば心も改めるべき、と思う。改まる年ももちろんあった。が、今年は何となく年越しをしてしまった。去年のことを思い返してみれば、なかなか良い年であった。できれば年を越したくない、くらいに考えていたのだろうか。 年越したくない…
鎌倉は人で溢れかえっていたことだろう。何せ鶴岡八幡宮がある。初詣のお客さんが大勢いることが想像できる。押し合いへし合いしている場所へ、あまり行きたくはない。そもそもあそこの境内は犬の出入りが禁止されている。ユクと行けない。ユクとゆく、と言…
あけましておめでとうございます!と書くのが憚られる年明けとなった。考えてみれば、おめでたくない人は常に存在するわけで、おめでとう、という言葉は今の社会では難しい言葉になった。全世界の人たちの、もしくは動物たちの、あるいは生きものすべてのこ…