ユクとゆく

宮古島で保護された犬、ユクとの暮らし。

2023-08-01から1ヶ月間の記事一覧

蜂に刺された犬のために。オニヤンマくん、あるいは警戒色。

「おにやんま君」という商品をご存知だろうか。昨今のアウトドアブームで、注目されるようになった商品らしい。なんでも帽子などに付けておくと、蚊よけ蜂よけになるという。それはそのままトンボのバッヂであるので、その効用をご存知ない方からすれば、何…

交わらせてもらえず、吠える犬。

お散歩に出掛けると、周辺にお住まいの犬たちと出会う。三年間をかけて、ユクが関係を作り上げてきた、近所の犬仲間たちだ。 片思いのお相手へのアプローチが下手なユク坊。 互いに空気のようにそこにいるだけ、という関係の犬もいれば、ユクが一方的に好き…

古いギターの匂いがどうしても気になる犬。

先日購入したアコースティックギターは中古だ。どこのどなたが使っていたのかは聞いていない。 茶の湯の道具は価値の高い物ほど、由緒が明確なことが多い。何代のお家元の箱書きがあり、誰それの手にわたり、その後誰それにより、というふうな感じで物語られ…

高校野球と午睡。犬を添えて。

いま、野球が特別好きなわけではない。それでも高校野球がテレビで流れている状況が好きだ。小学生の頃は、春も夏も毎日高校野球を観ていた。有名な高校の校歌を一緒に歌ったりもした。中学生や高校生になった頃には、自分がこの緊迫した場面で打席に立った…

免許証センターで見せられるビデオ。

私は優良ドライバーだ。なんのことはない、日常的に運転をしていないだけだ。運転をめったにしない人間にゴールド免許を持たせて、優良ドライバー呼ばわりするのは、現実に即しておらずおかしな感じがする。優良ドライバーというよりは優良免許証保持者であ…

アコースティックギターと犬。

ギターを買った。アコースティックギターという代物だ。十代の頃からエレキギターを弾いてきた。アコースティックギターも何本か持ってはいたが、あまり興味がなかった。大体、弦は太いし、指は痛くなるし、エフェクターでドッカーンと音量を変えることがで…

見栄とはなんぞ。

マウントを取る、という言葉を聞くようになった。ブラジリアン柔術をやっている身としては日常的な言葉であり、マウントを取れば四点が入る。日本語なら「馬乗り」の状態ことである。マットの上では日常的でも、普通の生活においては滅多にない状況だ。一生…

スズメバチに刺されたトラウマが取れない犬(とその飼い主?)。

あれから随分経つが、ユクはあの痛みを忘れられないようだ。スズメバチに刺されたのは尻尾の付け根の部分で、ピンと立ったユクの尻尾を後ろから見たところだ。まだ傷跡も残っているし、痛々しい。さらにはこの心の傷も問題だ。 尻尾に何かが触れたのか、歩い…

わがまま放題の犬。

妻はユクに甘い。ユクはそれを知っている。妻に対してわがままやお利口であることを示す行動をして、おやつをせしめている。散歩に行きたいくせに、行きたくないふりをしてみたりもする。妻が言うには、その場に私が居ると、余計にわがままになるそうだ。何…

犬に学ぶ。前向きなため息。

ため息ばかりをついていると、負のオーラに包まれるような気がする。実際そのようなことを信じて、ため息を意識的に排除してきた。幸せも不幸せもすべては相対的なものだ。どのような状況にあろうとも、もっと不幸な人が居て、それに比べれば自分なんて幸せ…