ユクとゆく

宮古島で保護された犬、ユクとの暮らし。

空気など読まない犬とマスク社会の恩恵を受ける飼い主。

ユクは本当に気まぐれと言おうかマイペースな犬だ。飼い主が家に帰ってきたとき、きゃあうれしいよ!ぴょーんぴょん!という反応をしない。犬を飼う前は、犬というものはそういう反応をするものだと決め付けていたが、そうでもない。そのようなことは犬によることをすぐに理解した。あ、帰ってきたの、という感じがユクのお出迎えだ。

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お、帰ってきたのかお前。

その割に、大好きなお隣りさんには、尻尾をふりふりすり寄って行く、黒柴君にではない、その飼い主さんに、だ。私が帰ってきたときよりもうれしそうにしているではないか、と複雑な表情になる。マスクでよかった。

ユクは、自分の好きな犬に対しても、大変積極的だ。とにかく側にいたいです、と身体を寄せていく。大体は片想いなので、相手の犬には嫌がられる。それでもまったくめげず、ユクは終始ご機嫌、うれしくてたまらない様子だ。心臓に毛が生えているとはこのことだ。ある意味羨ましくもある。

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寺に紅葉はよく似合う。ユク坊の興味は地面に。

北鎌倉にも観光や山歩きのお客さんが戻ってきた。今朝の散歩でも、女学生と思しき三人組とすれ違った。ユクは、少し興奮してくるくる回転した。「回転してる〜!」と喜ばれていた。ユク坊、格好つけたのか。いやまあ、そういうことではないだろう。

その後も、初々しい会話をしているカップルが何組か歩いてきた。そのような付き合って間もない、もしかしたら初めてのデートかも知れないカップルの前で、ユクは大きい方を催して構えてしまった。まったく空気など読まない。もちろんカップルは、目の前で起きていることにはあえて触れない。

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尻尾はバランスを取るときにも使います。

始まってしまったものを、ダメだ、とは言えないので、「ポイ太くん」片手に用を足すのを複雑な表情で待った。時間が長く感じられる。マスクでよかった。