ユクとゆく

宮古島で保護された犬、ユクとの暮らし。

わがまま放題の犬。

妻はユクに甘い。
ユクはそれを知っている。妻に対してわがままやお利口であることを示す行動をして、おやつをせしめている。散歩に行きたいくせに、行きたくないふりをしてみたりもする。妻が言うには、その場に私が居ると、余計にわがままになるそうだ。何か私に対するアピールも、そこには含まれているのだろうか。

二度寝(寝たふり?)

渋々散歩の準備をした割に、うれしそうな背中で玄関を出ていく。やっぱり行きたかったのではないか。

妻が散歩に出かけた朝。私はユクの朝ご飯の準備をする。準備といってもその日の分量を計るだけだが。計り終えて、朝の分を器にいれて準備完了。しかし、一向に帰ってこない。朝からどこまで行ってるのだろう。

いきいきとした背中。

やがて、写真とともにメッセージが携帯に届く。そこにはわがままを通すことが出来て満足気な犬の姿が。帰りもわがままをするのだ。帰れば朝ご飯が待っているのに、まだ帰りたくない、と駄々をこねる。

わがままが通って満足そうな顔のユク坊。

妻による最終手段、「クレーン」が行われ、ようやく家路に就く。

帰ってきたと思ったら、今度は玄関でへたり込み、わしゃ帰りたくなかったんじゃ、という顔をするユク。

これを毎日繰り返す、わがまま放題のお犬様である。

最終手段「クレーン」で強制的に立たされる寸前のユク坊。