ユクとゆく

宮古島で保護された犬、ユクとの暮らし。

スペイン語「Vamos!」で命令する飼い主。

Netflix(ネットフリックス)のオリジナル製作ドラマ、「ペーパーハウス」に夢中だ。「24(トゥエンティーフォー)」に代表されるような特殊部隊的な要素と、「プリズンブレイク」にあるような脱出、綿密な計画要素など、私の好むものが完璧に含まれている。海外ドラマを観る理由として、英語の勉強になる、ということが挙げられる。楽しみながらに語学が勉強できれば、なおのこと良い、という考えだ。サブスクで無限に溶けていく時間に対する言い訳でしかないが。

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アイスクリーム屋さんの前で、お利口にマテするユク坊。

「ペーパーハウス」はスペインのドラマだ。つまり劇中で使われている言葉はスペイン語である。しばらく、英語の勉強にならない、という理由で視聴を避けてきた。が、友人の勧めでシーズン1を観てみたら、これが大変おもしろい。字幕を追うのは大変だが、スペイン語の響きも悪くない。むしろ心地よいではないか。

スペインやメキシコ、キューバへ旅行で訪れたことがある。そこではスペイン語が話されていた。
私は旅行ガイドの後ろのほうに掲載されている、旅行で使えるフレーズ集、のようなページで付け焼き刃のフレーズを習得するのが得意だ。フランスへ行ったときも、すぐに「ボンジュール、オルヴォワール、パルドン、シルブプレ」などを使いこなした。ただし、「コンビヤン?(おいくらですか?)」と訊いて、返ってきたフランス語の数字が分からず、そこで手詰まりとなるような欠点もある。しかし、現地の言葉で話そうとする努力は相手方にとって悪い気はしないと思われる。

同様に、スペイン語でもいくつかは付け焼き刃フレーズを習得したことがあった。
スペイン語のドラマを観ていて、分かる(思い出す/聞き覚えのある)フレーズもある。そして、何度も使われる言葉は、なんとなくその意味や使う場面なども理解できてくるものだ。その中でも気に入った言葉が「Vamos!(バモス)」だ。英語で「Let's go!」「Come on!」「Go!」と言うような場面で使える便利な言葉だ。(と想像する)

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クン活大好き犬なユク坊。

ドラマにかぶれた私は、ユクの散歩中に、よくこの言葉を使っている。信号が青に変わって渡り始めるときに「Vamos!」。クン活がなかなか終わらず、よそ見をしているユクに「Vamos!」。さあさあ行くぞ行くぞ、というときは「Vamo, Vamo, Vamo!」とエスを取って連呼する。ドラマでそのように使われていたからだ。正しいかどうかは不明だが。

ユクとの散歩中にすれ違った人々は、あの犬の名前は「バモス」なのだ、と思っているだろう。

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Vamos!と言いたげなユク坊。