ユクとゆく

宮古島で保護された犬、ユクとの暮らし。

朝から山へ行くことを決めていた犬。

日々。朝の散歩は近所のお寺の参道を歩かせていただき、つきあたりまで歩いて、そこでユクにおやつをやり、広場に寄って帰ってくる。これで二十分から三十分。帰ってきたら朝ごはんとヨーグルトをやり、私は職場(二階)へ行く。ユクもついてきて、机の横に設置された犬用のベッドで丸くなって眠る。これが私たちの平日の様子である。

まだ終わらんの?

土日は仕事が基本的にはお休みなので、少し変化がある。
人間が寝坊して、朝の散歩が少し遅めになったり、その分、朝の散歩が長めになったりすることがある。

ある土曜日。朝の散歩を私が担当した。
いつも通りに三十分くらいで終えるつもりでいたが、ユクがお寺の参道つきあたりを通り過ぎた。つきあたりと言っても、ここはハイキングコースの入り口でもある。鎌倉にはそういうつきあたりが多い。

浄智寺の参道はいつも掃き清められている。ありがとうございます。

 

ハイキングコースの入り口にある階段をぐいぐいとリードを引っ張り進んで行く。とりあえず少し付き合って引き返せばよいか、とユクに引かれるまま階段を駆け上がった。静かな山に私とユクの息遣いが際立つ。

もっと嗅ぎたい気分。

少し付き合うつもりが、山を登りはじめたら引き返すのも馬鹿馬鹿しいという気分になってくる。このまま進んで葛原岡神社を経由、源氏山公園まで行って化粧坂を下って、という計画が浮かぶ。そうすると、俄然このまま進んで行こうとなる。ユクは初めからそのつもりだったのか。土曜日の雰囲気を感じ取っていたのだろうか。たまにある犬の不思議だ。

源氏山公園にて。あすこにおわすは源頼朝公。

朝の山道は、まだハイキング客もおらず、気持ち良い。ユクと山を歩いたり駆けたり。化粧坂も「マテ」と「ヨシ」を駆使しながら、無事降りることができた。偉いぞユク坊。

化粧坂切通を下る。

このコースは帰りに亀ヶ谷坂を越えなければならない。しかし、同じ道を帰るよりは楽しい。朝から山へ。午睡がはかどるな、ユク坊。

余裕でした。(わたしは大変でした)