ユクとゆく

宮古島で保護された犬、ユクとの暮らし。

Apple Watchで睡眠トラッキング。はたしてトラッキングしているものは?

もう何年も睡眠トラッカーを腕に巻きつけて寝ている。いずれ何かの役に立つのかもしれないと思い、巻き続けている。実のところ、以前はApple Watchではなく、フィットビットという、今はグーグルに買収されてしまった会社の製品を使っていた。だから「ずっと」巻いてきたとはいえ、フィットビット時代のものは、活用できないと思う。Apple Watchを使い始めてからも随分経つので、それなりにデータは蓄積されているはずだ。自分の身体や健康に関するの情報を渡す会社なので、なるべく信用している会社にしたい。そういう意味で、私はアップル社を信じてデータを渡している。

グーグル社より、アップル社を信頼している。それはビジネスがモノづくりだから、というところが大きい。グーグル社のビジネスはほとんど広告ビジネスであり、広告の精度を上げるために私達ユーザーのデータを集めている。集め方は無料でサービスを使わせる方法だ。無料でサービスを使わせる代わりに無料で個人個人の情報を渡しているのだ。ただほど怖いものはない。

睡眠トラッキングをしていて、いまのところ何の役にも立ったことはない。朝起きて、睡眠の評価を見て、ああ良く眠れたんだな、と思うだけである。これは寝床が変わったときに確認すると少し面白い。というか、それくらいでないと変化に乏しいものでもある。

大阪にて。

大阪に出張に行くと、睡眠トラッカーの評価は高くなる。睡眠時間の長さとは関係ない。トータルの睡眠時間が短くとも、評価が高くなる傾向にある。

理由は簡単だ。そこに犬がいるかいないかなのだ。夜中に急に立ち上がってブルブル身震いをしたり、突然へそ天を始めたり、寝ている私の耳を舐めて起こしたり、マズルを布団にねじ込んできたりする、犬が大阪にはいない。
つまり、「深い睡眠」とされる状態が多くなるので、睡眠全体の評価が高くなるようだ。

鎌倉にて。

じゃあ犬と寝るのを止めれば良いではないかとお思いだろう。が、これには何事にも代えがたいよろこびがある。犬のほうはどうなのだろうか。群れで生活をする習性のある犬は一匹で寝るより人間とくっついて寝ていたいものだ、と言われている。真偽のほどは分からぬが、人間の寝室に来たときのユクの喜びようを見ていると、一緒に寝たいのかもな、と思う。

仲良く寝る私とユク坊。

今宵も私のApple Watchが、犬に耳を舐められて眠りが浅くなった瞬間をトラッキングしてくれる。

午前4時に耳ペロ。