ユクとゆく

宮古島で保護された犬、ユクとの暮らし。

雲頂庵コースから眺める景色。

ユクとの午後の散歩は様々なコースがある。
建長寺を脇に見て、鶴岡八幡宮を抜け、段葛を通り、由比ガ浜まで行くこともある。亀ヶ谷コース、源氏山化粧坂コース、台峯コース、山崎小学校コース、六国見山コース、市街地コース、などと勝手に命名し、妻との会話で使っている。
週に何度か、ユクがどうしても行きたいコースがある。それが雲頂庵コースだ。北鎌倉の円覚寺塔頭である雲頂庵まで、先般、雨宿りをした「好好洞」を通り、坂を駆け上がっていくのだ。

なぜユクがそこに行きたがるのか、知らないが週に少なくとも一回は行っておきたいらしい。このコースを開拓したのは妻だったと思う。私は保守的と言うか決まった道を歩きたい質なので、あまり新規開拓をしない。妻は逆で同じ道ばかりだと飽きてしまうので、新しいコースを開拓したいと考えている。

そういうこともあって、私とユクだけのときは、あまり雲頂庵へ向かうこともなかったのだが、ここ最近は、連れて行ってもらえる(?)ことも多くなった。雲頂庵はその名の通り、雲の頂きと思えるような高台にある。ここら辺りにいくつか住居もあるので、お住まいの方々は大変見晴らしもよろしかろう、といつも羨ましい気持ちで坂を上がっている。

雲頂庵の前の階段でおねだり顔するユク坊。

帰りは雲頂庵の前の階段を下り、北鎌倉の線路脇を通る。北鎌倉駅の脇の道は北鎌倉らしい細道だ、と言える風情がある。

北鎌倉の線路脇。

妻と私とユクで、雲頂庵コースを歩いたある日。
高台から富士山が見えることを妻が教えてくれた。「って言うか、知らなかったの?」という感じである。知りませんでした。さすがに高台に来て、遠くを見ないことはなかったのだが、富士山を目にしたことはなかった。富士山にはテンションが上がる。なかなか見慣れるものではない。美しい。

雲頂庵から望む富士山。

今日も雲頂庵から富士山を眺めた。
あの日からは毎回、富士山の方角を確認するようになった。