ユクとゆく

宮古島で保護された犬、ユクとの暮らし。

ランチに出前ばかり取っているのが妻にバレる。

「出前の割り箸がいっぱいある」と妻に指摘された。
そう。自宅で仕事をしている私は、お昼によく出前を取っている。

バレたか。

 

北鎌倉にはお寺が沢山あるが、気軽に毎日通えるようなお店は少ない。牛丼やハンバーガーのチェーンなどもない。安く済ますためには隣の鎌倉か大船に行かねばならない。特に大船に行けば、あらゆるファストフードが食べられる。しかし、隣の駅だ。つまり、ユクを留守番させる時間が長くなる。可哀想だ。そして出前でも取るか、となる。

怪しいやつが来た!(ユク坊のほうが怪しいよ)

番犬気質の強いユクは、玄関に誰かが近付いたり、玄関チャイムが鳴ると、オレが守らねば!といった感じで鼻息荒くなる。悪い人ではないのだよ、と諭しても無駄なので、できる限り気を逸らす必要がある。弁当の配達員が玄関にやってくる頃にうまく二階へ誘導しておく。

一階で何か物音したぜ。

私のiPhoneに通知が来る。
玄関に出前の品が置かれた。よし、下へ行こうか。ユクはうれしそうだ。私を先導するように階段を駆け下りる。私が真っ直ぐに玄関に行くので、不思議な顔をしてユクは私を見つめる。

弁当の入った袋を部屋に持って入る。
ユクはまだまだ不思議な顔をしている。
さあ、ご飯にしようか、と話しかけて、お昼を食べる。無事、犬と一緒にランチだ。幸せだ。

※イメージです。

お察しだと思う。正直申し上げると、犬と離れるのが寂しいので出前を取っている。犬が可哀想というのは言い訳である。

可哀想だから、ここに居てやるわ。