ユクとゆく

宮古島で保護された犬、ユクとの暮らし。

食べない犬。その後のはなし。

年齢とともに、なのか、ユクが食べるものを選り好みするようになったことは前に書いた。
何でも食べて、底なしの食欲を見せてきた犬だけに、心配もした。
特に健康上に問題があるわけではなさそうだ。原因特定には至っていない。

暑さのせいだろうか。
暑さ対策のクーラーのためだろうか。
色々考えてはみるが、どれも当てはまらないように思える。

クーラー最高!

食べさせる順番を変えてみたら、食べたりもした。
食欲がない、というわけではないのか。
何か食べると叱られるみたいな変な条件付けをしてしまっただろうか。そんな心配をするものだから、食べたら大げさに褒めている。変な感じだ。

ここ数日、ドライフードを盛る器を変えてみた。すると、食べる。
一瞬、止まるが、器を持って、食べてごらん、と促すと、むしゃむしゃぼりぼりと食べ始めた。

仕留めてやったぜ!

妻が「噛む力が弱くなったのかな」と指摘した。確かに食べる速度がゆっくりだ。以前はまったく咀嚼していないのではないか、と思われるほど、秒速で平らげていた。あまりにも早いから、迷路のようなうずまきトレイを導入したのだった。

人を上手に動かすことに長けたユク坊。

食べにくいから敬遠していたのだろうか。お腹が空いているときにそんなことをするだろうか。

まだまだ結論には至らないが、器変更の方法で行ってみる。
洗い物はしやすくて助かる。