ユクとゆく

宮古島で保護された犬、ユクとの暮らし。

ダニーの季節。おやつの時間はチェックの時間。

入国規制が緩和され、ここ鎌倉でも外国人観光客が一気に増えた。大きなスーツケースを転がしながら、夜の北鎌倉駅周辺で彷徨っている外国人もいた。彷徨うべき駅を間違っておられる。

北鎌ってお寺が閉まると静かです。

ともあれ、マスクも個人の判断ということになり、パンデミックも一段落しそうな気配で、何となく気持ちが明るくなってくる。ただ、マスクはこれまでも規則ではなかったから、個人の判断に任されていたのではないか。その辺りは、少し煮え切らない。でもまあ、良いでしょう。

細かいことは嫌いです。

ダニーが現れた。
外国人ではなく、マダニの話である。
ユクの顔に付着しているのを発見するのだ。昨日も今日も、ユクの頬に付いていた。
ダニを手で触るのは良くないと妻に命じられているので、ダニを素手で取り除くことができない。これでやりなさい、と持たされているテープを用いて、ユクの顔からダニを取り除いている。黄色いテープで、ダニの姿がよく映える。

ほっぺから駆除されたダニー。

朝の散歩で訪れるお寺の道で、ユクはクン活をする。ダニが潜んでいそうなところにはなるべくマズルを突っ込ませないように気を付けている。お寺の道の折り返し地点で、一旦オスワリを命じておやつをやる。その際、ダニーを連れていないかをチェックするのだ。
おやつが欲しいので、こちらを見上げるユクの頰にダニーがいる。ごはん粒でも付けている風情だ。

チェックのお時間。

お寺を出るときもおやつの時間。山道の終わりの地点でもおやつの時間。これからの季節は入念にユクのボディチェックを行わねばならない。