ユクとゆく

宮古島で保護された犬、ユクとの暮らし。

早い春。

花粉症の症状が酷い妻は、お正月明けから花粉が飛んでいると言っていた。今年は花粉の飛散開始が早かった。あとは何が早かったのか、と言えば、春ではなかろうか。

人気が出てきたぜ。(桜目当てでしょう)

私は先週、薄手のダウンカーディガンという代物を買ってしまった。大体四月頃までは、肌寒い日があることを経験上知っているから、そのような物を購入した。二週間くらい買うか買わまいか、悩みに悩んだ。最終的には悩んでいる時間が勿体無いではないか、という屁理屈をこねて購入を決意した。届いた日に春一番が吹いた。

阿呆の極み!

結局、ダウンなど着ることもなく、スウェット一枚で犬の散歩に出掛けている。南国出身で寒がりのユクも、流石にコートを脱がせた。「ユクちゃん細い!」とよく言われる。コートを着ていると少しがっしりと見えるから、脱ぐと細く見えるらしい。「ユクちゃん白色が増えた?」とも言われた。丁度身体の白い部分がコートの下に隠れていたからか。

コートを脱いだユクと八幡宮の鳥居。

犬は裸が当たり前ではあるが、裸のユクと歩くのは新鮮な気分だ。ユクのチャームポイントである、斑点模様を見ながらの散歩だ。

鶯の声も少し早目なのではないか。これからしばらくはホーホケキョを浴びながらの散歩になる。上着の件などどうでも良くなる陽気だ。早い春は大歓迎である。