ユクとゆく

宮古島で保護された犬、ユクとの暮らし。

ラーメンを食べると花粉症がひどくなる(気がする)

二〇二三年は花粉の飛散が多く悲惨だ。
まったく面白くない駄洒落のひとつでも言いたくなるほど、悲惨だ。
飛散のピークはこれからだというのに、悲惨である。

怒りの湧くダジャレ……

私の「デビュー」は遅かった。薬を飲み始めたのは、ここ五年くらいの話である。それまでは、ムズムズもかゆみもなく、健やかに過ごしてきた。
目玉を取り出して洗いたい、などと学生時分に友達が言っていたことを、数十年の時を経て、ようやく理解できるようになった。

減量には付き合いません。

お正月が過ぎると、私は毎年、減量をし始める。二月に開催される「ブラジリアン柔術 全日本マスター」という大会にエントリーするためだ。プロの格闘家ほど、過酷な減量ではない。せいぜい、食べる量を少し減らしたり、身体から水分を多めに抜いたりすることで調整をする。
それでも、空腹のためか、野性的な闘争本能が呼び覚まされる感じはする。

今年の試合は初戦で敗退だった。練習してきたことは試せたし、怪我もなかったので、そこは良かった。また修正しながら、上手くなりたいと思う。

試合が終わったら、減量の反動で、いつも沢山食べる。義務のように食べる。今回は「やけ食い」と言って良いだろう。制限無く食べられるようになったからといって、すべてが美味しいとは思わない。むしろ減量中に食べる玉子かけご飯一杯のほうが断然美味しい。

寝技なら付き合うぜ!

毎回、試合が終わるとラーメンを食べる。減量中は食べないので、終わると食べたくなるのだ。そして毎年、食べた翌日から花粉症がひどくなる。これはたまたまなのかもしれない。大会が二月の終わりで、花粉の飛散が始まる日とタイミングが合ってしまうだけなのかもしれない。

鼻がムズムズする。

この季節、ユクの鼻先も濡れている。外でくしゃみをすることもある。もしかして、ユクも花粉症なのだろうか。

やけ食いは一週間で終えて、犬と健康的な毎日を過ごしたい。