ユクとゆく

宮古島で保護された犬、ユクとの暮らし。

犬の寝相

ユクはくるくる回って、パタンと伏せて、よくとぐろを巻いている。
それは、夜一緒のベッドで寝ているときも同様だ。

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巻いているユク坊。

一緒に寝る際の位置取りは問題だ。ユクがとぐろを巻く場所によって、人間の寝床が狭くなり、ベッドから転げ落ちそうになることもある。人間の脚の間でとぐろを巻かれると、ずっと蛙脚をしながら、寝返りも打てずに朝までその姿勢で眠らなくてはならない。ユクが熟睡してしまうと動かせなくなるので、寝始めが肝心だ。

なるべくユクがベッドの中心でとぐろを巻くように誘導する。
ところが、囲まれている安心感を得たいのか、私の脚の間を狙ってとぐろを巻きにくる。股の間にユクを入れたまま、ベッドの中心へともぞもぞ動かす。真ん中へきたあたりで、片足で犬をまたぐように寝返りを打つ。これで、ユクを中心に置くことができるのだ。

ユクのほうも、人間と寝ることに慣れたのか、ここ最近は朝までゆっくり寝てくれる。冬になって日の出が遅くなったからかもしれない。

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夜中にヘソ天しているユク坊。

夜中にふと気配を感じて、ユクのほうに手を伸ばすことがある。
とぐろを巻いていることも多いが、見事に「ヘソ天」していることもあり、笑いを誘ってくる。犬のほうは笑わせるつもりはないのだろうが、人間が喜んで腹を撫でてやるので、犬のほうも楽しく(うれしく?)なって、またやるのだろう。

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枕を共にするような寝方になることはめったにないが、頭を向けたり、お尻を向けたり、仰向けになったり、丸まったり、と犬の寝相は種類が豊富で飽きないものだ。