ユクとゆく

宮古島で保護された犬、ユクとの暮らし。

燃費。犬の場合、クルマの場合。

最近ユクはグルメになった。
そう言えば聞こえは良いが、食べ物に対して選り好みをするようになった。
以前はまったくと言って良いほど、何でも食べた。SNSなどで、うちのこが食事を残して困ります、などの投稿を見ても、ユクは何でも食べるし助かるな、くらいに思っていた。

ヨーグルトが大好きなユク坊。

散歩中のおやつも普段あげているドライのドッグフードを喜んで食べていた。
いつからだろうか。散歩中にドッグフードを差し出しても、少し匂いを嗅いだあとに、プイと顔を背けるということをやりはじめた。毎回ではないが、そのような仕草をしはじめた。いろいろなおやつを食べたので、味を覚えたのだろうか。そういう意味ではグルメになった、と言えなくもない。

ドッグフードは妻がいろいろ考えて選定してくれている。ずっと同じものでは良くないかもしれないし、ユクも飽きるだろう、ということで、味を変えたり、メーカーを変えたりしている。フードによって十キロの犬に対して与える一日の分量も違ってくる。一二〇グラムだったり一五〇グラムだったり。お皿に盛った量も明らかに違って見える。

フードが変わったとき、ユクのお腹の調子にも変化がある。デリケートなやつだ。私もお腹が弱いほうなので、気持ちはわかる。いや、ユクの気持ちなど、本当のところは分からない。

メーカーを変えても、これまではお腹の調子が変わるくらいだったのに、今回は口を付けなくなった。食いしん坊のユク坊なので、これには驚いた。味が嫌なのか何なのか。急遽、もとのフードに戻した。

偉そうに次の皿を待つユク坊。

もとのフードは、一日一二〇グラムで良い。たった一二〇グラムであれだけ馬鹿走りができるのだから、とても燃費が良い。

ところで、先日、伊豆まで自動車で往復をした。
自動車の燃費が格段に良くなった。リッター九キロだったのが、二八キロになった。やはり近所をうろうろしているだけでは燃費には良くないことがよく分かった。そして、なかなかうちのクルマも高性能ではないか、と見直した。

クルマが大好きなユク坊。後部座席にて。