ユクとゆく

宮古島で保護された犬、ユクとの暮らし。

よく働き、よく食べて、よく眠る犬。そろそろ蜂さんが怖い。

山歩きが大好きだ。人間もそうだが、犬の話だ。
山に入ると、ユクの目つきが変わる。野性的と呼ぶに相応しい目ををしている。自然と、こちらの言う事をあまり聞かなくなる。行きたい方、嗅ぎたい方へリードを引っ張る。ただしそれだけでは主従関係が崩壊するのではないか、という懸念から、時折嗅ぐのをやめさせたり、行きたがるところを制したり、と飼い主の威厳を示す。
だが、その程度ではこたえていない様子。誰もお願いしていないのにリーダーシップを取りたがる面倒くさい奴と化し、群れのリーダーを務めている。リーダーシップというより、セルフィッシュと表現するほうが的確か。

こっちこっち!

秋冬のお散歩は山へ行くことが多いことは前に書いた。
蚊や虻や蜂、マダニやマムシなどが、山での活動を活発にする夏は、あまり山の中を散歩しないようにしている。山で起こったことではないが、昨年ユクはスズメバチに刺された。いまでもそのことを憶えているらしく、暖かくなってきたこの季節、以前刺された尻尾の裏辺りを気にする仕草をするようになった。余程痛かったのだろう。しばらくは忘れていたのにな。

春は外のベッドでゆっくり過ごすことも好きなようだ。
散歩では自分自身が動き回っていろいろな場所を嗅いでいるが、外のベッドにいるときは、漂ってくる匂いを一所懸命に嗅いでいるように見える。どの辺りの距離までの匂いを嗅いでいるのだろうか。

エアクン活のご様子。

ユクは番犬気質を持っている。
人間なら誰でも好き!というような犬ではない。愛想がまったくない。玄関先に郵便配達員さんや宅配業者さんがやってきても、唸る、吠える。吠えないときもある。人で対応を変えているのか、接近の仕方によるのか、その違いはなかなか私たちには分からない。飼い主への忠誠心からなのか、リーダーとしての責任感なのか、もよく分からないが、番犬としては役に立ちそうだ。

山の番犬も(勝手に)請け負っている可能性も高い。

朝は空中クン活をし、昼に番犬ごっこをし、午後に山を駆け回った犬は、よく食べ、夜よく眠る。