鎌倉は人で溢れかえっていたことだろう。
何せ鶴岡八幡宮がある。初詣のお客さんが大勢いることが想像できる。押し合いへし合いしている場所へ、あまり行きたくはない。そもそもあそこの境内は犬の出入りが禁止されている。ユクと行けない。ユクとゆく、と言えない所は敬遠するしかない。
北鎌倉は鎌倉へ向かう人たちの列が少しだけできる。普段より、少し多い程度だ。三賀日は自動車の通行規制があるし、学校も休みなので、車と学生が通っていない。その分、歩行者が多いとはいえ、いつもより人通りは少ない、と感じられる。
お正月に北鎌倉界隈ががやがやしないのは、お寺が多いからだと言える。除夜の鐘はお寺だが、年が明けてしまえば人々は神社へ流れていく。北鎌倉には神社が少ない。あくまでもお寺の数に比して、だが。
勝手にコロナのパンデミックの影響にしているが、今は人混みに行きたくない。ソーシャルディスタンス大歓迎である。人と触れ合いたくない、ということではない。犬の散歩に行って、近所の人たちとお話するのは大変楽しい。仲良くしてくれる犬たちが寄ってきてくれるのもうれしい。柔術でもディスタンスどころか、密着して取っ組み合っている。
満員電車のような不特定多数がひしめき合っている状態の所に行きたくない、ということなのだろう。
というわけで、寺と山に囲まれた北鎌倉は居心地が大変よい。
枯れ葉舞う山路を、ユクとゆく！
