ユクとゆく

宮古島で保護された犬、ユクとの暮らし。

ルールか思い込みか。

ユクは、家の中のほとんどの場所に入って良いことになっている。禁止エリアは台所くらいのもので、その他は自由に出入りできる。ドアノブをジャンプして開けるというような芸当はしないので、ドアを閉めてあれば、出入りはできない。せいぜい引戸を鼻先で開ける程度のことだ。ただし、一階リビングのドアは引戸なので、二階に行こうと思えば行ける。仕事中、散歩のお誘いに来ることもあり、大変可愛らしい。

仕事、いつ終わるん?

禁止エリアである台所へは勝手に入ったりはしない。これはお留守番の時もそうだ。見守りカメラで確認する限り、お留守番のほとんどの時間を丸くなって寝て過ごしているようだ。

散歩?散歩?

普段の生活において、ユクは人間の動きをよく観察している。特に、水屋のどの棚扉が開くとおやつが出てくる、とか、どの容器を触ればドッグフードだ、など完全に把握している。
機会を逃したくないからだろう、人間が触ったのがその扉でない場合も、人間の手を凝視している。そんなときは、両手をパッと開いて、ないよ!と言って手のひらを見せると諦める。

食べ物の在処を完全把握しているにもかかわらず、見ていないときやお留守番時にこれを盗んだりしないのは相当ありがたい。もちろん、家に来た当初は留守番はケージで、など、警戒をしていた。見守りカメラで留守中の行動を観察しながら、徐々にガードを弱めていった。

見たな?

果たしてこれは、ルールを守っているのだろうか。それとも単なる思い込みなのだろうか。