ユクとゆく

宮古島で保護された犬、ユクとの暮らし。

犬用の光る首輪。格好良いのは首輪か犬か。

動く玩具には電池が必要、という感覚は現代ではあまりない。実際には、電池が不要になったわけではない。充電式電池が内蔵されていることが多く、円筒形の電池を自分で玩具に仕込む必要がなくなったから、電池が要らなくなったように感じているだけだ。

スマホが単四電池で動くものだったら、と想像するだけで、おぞましい。じゃらじゃらと単四電池をカバンに忍ばせておかねばならない。阿呆らしくて携帯電話も携帯されなくなるだろう。携帯電話の普及にはコンパクトで長く持つ充電式電池の発明も必要不可欠だったことがうかがえる。

いつもその黒い板持ってるね。

携帯電話が世に普及する前、子供たちの間ではすでに携帯型ゲーム機が普及していた。これらは単三電池や単四電池、ボタン電池などで駆動した。電池の残りが少なくなってくると、液晶画面も弱々しくなり、ゲームが途中で終わってしまうという悲劇もよく起きた。もちろんポケットには予備の電池が入っていた。

現代は、自動車も充電式電池で動く時代だ。電池が飛躍的に進歩した。
犬の散歩中に使う懐中電灯や犬に付けるランプなども充電式で、充分に事足りる。中でも大変優秀で周りの皆さんからも評判がよろしいのが、ユクに付けさせている光る首輪だ。冬は日暮れも早く、犬の散歩にランプは必携なのだ。

こんな景色も見られるけどな。

これ以前は、ミニランプをぶら下げたり、首に光る輪を付けさせたり、と試してきた。ミニランプはすぐに調子が悪くなるものが多かった。犬が激しく動くので、振動が良くなかったのかもしれない。光る輪は、太い光ファイバーを輪にしたような仕組みでなかなか明るく良かったが、フィットさせるために短く切りすぎて、苦しそうになってしまった。

ミニランプを着けたユク坊。

そこで、新しく妻が見つけてきたのが、光る首輪だ。

点灯していないときは普通に黄色い首輪だが、点灯すると緑色に輝く。光ファイバーで編まれているのか、首輪全体が光り、とても目立つ。平たい帯状すべてが光るので、明るい面が多いのだ。

夜でも目立つユク坊。

「グリーンが光っているのでユクちゃんってわかったよ」
と、辺りが暗くなっても、遠くからユクを認識していただけることもよくある。

光り物を身に着けていると、なんだか格好良い。
「ユクちゃん、かっこいいね!」
ともよく言われる。

オレがカッコイイのだ。

首輪が光って格好良いのであって、ユクが格好良いと言われているわけではないのはわかっているが、何だかうれしい。