ユクとゆく

宮古島で保護された犬、ユクとの暮らし。

雨に怯まなくなった犬。

朝、一階のシャッターを開ける。ユクはその瞬間が大好きなようで、窓の前に急いでかけてきて、オスワリをしてその時を待つ。シャッターが上げられると鼻先を外に突き出し、新鮮な外の空気を楽しんでいるようだ。この行為も縄張りパトロールの一貫なのだろうか。

シャッターが上がった直後のユク坊。(ピンぼけ)

雨の日。シャッターを上げた瞬間、ユクのテンションが下がるのが分かる。あからさまに下がる。ベッドに行き、丸くなる。ぼくはもう朝の散歩には行きません、とでも言っているかのようだ。

起きなかったことに。

朝の散歩のため、準備を促す。きっと雨のことは忘れていないだろう。それでもハーネス、首輪、雨合羽、リードを付け、玄関で準備を完了する。いざ、玄関扉を開けると、雨がザーザー降っている。ユクの重心が後ろへさがる。濡れるのが嫌な犬には酷である。だが、ユクは家の中で用を足せない。行くしか無いではないか。

合羽にTシャツを着せたらおかしなコーディネイトに。

そして、強めにリードを引き、何とか外へ連れ出し、短い散歩に出る。
これが、これまでの雨の日の散歩の様子である。

最近、これが変わってきた。ユクが雨でも怯まなくなってきたのだ。
以前から、一旦歩き出してしまえば、雨の中でもクン活に勤しむ犬であった。それを繰り返し、慣れてきたのか、雨でも怯まず、何だったらずぶ濡れになりながらでも鶴岡八幡宮若宮大路くらいまで歩いていく。

この調子で海に入って遊べる日も近いのだろうか。妻はそうなると喜ぶことだろう。

私は浜で見ています。