ユクとゆく

宮古島で保護された犬、ユクとの暮らし。

犬と一緒に寝る試み

犬と一緒に寝てみたい、というのは多くの飼い主が考えることだろう。考えるも何も、普通に毎日同じ布団に入って寝ている方もいらっしゃると想像される。うちは犬は一階、人間は二階で寝るという決まりになっていた。(二階解禁になったので過去形)

いざ、犬とソファーで一緒に寝ようとしたときに、犬が厳格に禁止ルールを守るがため、ソファーには上がってきてくれなかった。という話を読んだ。犬は、最初に駄目だと言われたことを忠実に守る傾向にあるらしい。ユクを見ていても、そのことは感じられる。

ユクと一緒に寝る夢を先延ばしにして、いざ一緒に寝ようというときに頑なにユクがお布団に入ってきてくれなければ悲しすぎる。
しかし、ユクの良いところ(?)は、ちょっと規律に対して緩いことだ。あわよくばルールは無用に、という意気込みが感じられる。そんなユクなら大丈夫かな、とも思うが、やはり心配だ。ならば試みは早いほうが良い。

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規律は緩め!

二階を解禁するときも、行ってよいのですか?何か(シャワーを浴びなければならないというような)罠でもあるのではないですか?という態度で慎重にしていた。が、それも最初のうちだけで、すぐにトコトコ階段を昇り降りするようになった。適応能力が高いと褒めておこう。

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二階から心配そうに覗くユク坊

二階解禁のついでに、お布団も解禁してみた。犬と一緒に寝るという夢がこれで叶うのか。私達のベッドの横にユク用のマットとベッドを設置して、同じ部屋で寝ることはすでに実現していた。あとはユクが人間用のベッドへ上がってくるかどうか、だ。

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その日も、ユクはベッドの横までトコトコ着いてきた。ポンポンとシーツの上を平手で叩き、ベッドに上がってきてもいいよ!と示した。ユクは戸惑った顔をしている。やはり、ここは駄目だと言われた場所であるという認識があるようだ。それでも緩さと適応能力の高さがここで役に立つ。迷いの時間もほどほどに、ユクはベッドに上がってきた。そして、マズルをシーツに押し付け悶えた後、前転するように寝そべった。これよこれ、やったー!と喜んでいるように見えた。

めでたく、犬の温もりを感じながら寝ることが実現した。
が、これはこれで、後々困ったことになるのであった。

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