ユクとゆく

宮古島で保護された犬、ユクとの暮らし。

二階解禁で犬にも余裕ができた。

ユクの定位置はリビングの一角、窓辺である。リビングでは自由にさせていて、唯一キッチンにだけは入ってはいけないというルールになっている。ユクはそれを守っている。基本的に二階で仕事をしている私は、朝の散歩のあとは二階へ上がる。ユクは、はぁ、上がるんですね、といったあきらめ顔で、パタンと横になる。一階にはユクを見守るためのカメラを設置している。それによって、寝ているのか、ウロウロしているのか、などを二階からも確認できる。

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窓辺で人のように眠るユク坊

仕事に区切りがつき、椅子から立ち上がると、その音に反応して、ユクが上を見上げる様子がモニターに映る。夕方の散歩前にもなると、ムクッと起き上がり、リビングの入り口までお出迎えが付くこともある。このように二階で仕事をしている間は、しばし、お留守番もどきをしてもらっていた。その小さな練習の成果か、ユクはお留守番が上手だ。悪さもほとんどしない。いたずらするときは、人へのアピールであることが多く、私達が家にいるときにこそ行う。

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アピール中のユク坊

ユクに二階を解禁した。

私が二階で仕事をしているときも、ユクには選択肢ができた。二階で私の隣にいても良いし、いつもどおり、リビングで外を眺めたりしていても良い。飼い主はちょくちょく二階へ行くが、何をやっているのだろう、という謎が解けた。そのせいか、あまり二階での物音に反応しなくなった。様子を見に行こうと思えば行けるし、暇になって遊びたくなれば誘いにも行けるからだろうか。

 

席を立つとき、大げさに椅子の音を立ててみても、モニター越しで見るユクはすやすやと寝ている。少しさみしい気もするが、飼い主は何をしているのか、いつ降りてきてくれるのか、ということにユクが神経を使わずに済むようになったのだと思えば、良かったと思う。少し余裕ができたのではないか。

 

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早く仕事終わって欲しいポーズ