ユクとゆく

宮古島で保護された犬、ユクとの暮らし。

海が大好きな犬。

北鎌倉から由比ヶ浜までは少し距離がある。
夫婦で歩くのなら、もしかしたら鎌倉まで、ひと駅電車に乗って行くかもしれない。犬が一緒なら、歩くほかない。ユクを小さなバッグに入れて運ぶわけにはいかないからだ。犬運搬用バッグやコマの付いたクレートなどには絶対に入りたがらない犬だ。

亀ヶ谷坂は昼でもこんな感じ。

北鎌倉から亀ヶ谷坂を越えて扇ヶ谷に出る。ここからは平坦な道で海まで歩ける。
鎌倉方面へ犬の散歩に出かけた際は、若宮大路に突き当たったあたりで、北鎌倉方面へ折り返す。折り返すとき、右へ進路を変えれば海に行けることをユクは分かっているようだ。

たまにユクのその希望が叶う。
海行くよ!と家を出ても犬には何のことか分からない。鎌倉の折り返し地点に来たとき、海のほうへ折れる。ユクのステップが軽くなり小躍りしているようにも見える。今日は海だ。

海はすぐそこなのにクン活寄り道が止まらないユク坊。

すんなりと砂浜に着くわけではない。「クン活」が長い。普段あまり来ない道だから余計に魅惑的な匂いに満ち溢れているのだろう。念入りにクンクンしている。通り過ぎたはずなのに後ろ髪引かれるように後戻りして確認し直したりもする。そんなことなので海まで一時間ほどを要する。

はしゃぎまくっておかしな顔になっているユク坊。

由比ヶ浜に着くなり、ユクは駆け出す。海へ向かって。しかし、水に濡れるのが苦手な犬は波打ち際二メートル前くらいで足を止める。水のほうへリードを引くと、リードを噛んで怒る。どうしてもダメらしい。

海の方に引いていかれてマジギレするユク坊。

宮古島の海はとても綺麗なのだそうだ。私は宮古島へ行ったことがなく、聞いた話でしか知らない。ユクは見たことがあるのだろうか。まさか宮古島で生まれたのに海を見たことがないことはなかろう。

美しすぎる海を知っているので、他所では入れない、ということだろうか。いやいや、観察している限り、それはないな。本当に水が嫌いなようだから。シャンプーには少し慣れてきたのだから、海にも少しは慣れるといいね。

ぼかぁこのへんがちょうどよいです。