ユクとゆく

宮古島で保護された犬、ユクとの暮らし。

ルーティンとしつけ。

犬のしつけの本などを読むと、「散歩へ出かける時刻は、同じタイミングではなく、飼い主主導で行いましょう」などとある。人間が主人で犬を主人にしてしまわぬための方法だそうだ。理屈は分かる。しかし、うちでは毎日、ほぼ同じタイミングで犬の散歩に出かけている。朝と夕の二回だ。休日にはお昼から出かけることもある。ユクは散歩が大好きなので、散歩の回数が増えることに何も不満はなさそうだ。

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いまいそがしいです。

散歩に出かける時刻をばらばらにしたところで、あまり効果はないように思う。この場合の効果は、主従関係の明確化を指す。毎日同じ時刻に散歩に出かけても、主従関係が崩れたりはしないように感じる。犬から食事を与えてもらっています、という人間がいれば主従逆転するかもしれないが、犬に食事を与えている側なのであれば、犬は従ってくれるのではないだろうか。

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ほれ、いま、あれ、出すタイミング

このように、毎日おおよそ同じ時刻に散歩、食事、おやつ、遊び、というものを繰り返している。ルーティンと呼べるものだ。ただし、こちらが買い物や病院へ出かけるときには、少しタイミングがずれてしまう場合がある。

出かけるときに、窓辺でお見送りをしてくれるユクの目は寂しそうだ。いや、寂しそうに見えているだけか。寂しそうに見せているのか。

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窓辺から見送るユク坊。

結局、これを可哀想に思うので、あまり長い時間出かけることが少なくなった。パンデミックでそのことが普通なので、生活に支障はきたしていないが。

ある意味での主従関係は、逆転しているのかもしれない。

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ちょろいものよ。