ユクとゆく

宮古島で保護された犬、ユクとの暮らし。

Apple Watchで犬の散歩を記録。ワークアウトを終了しましたか?

「ファミリー」と頭に付くものは別として、コンピュータと初めて触れ合ったのは高校生の頃だったろうか。電話回線を通じて遠隔地と通信ができる、ということも高校生のときに知った。パソコン通信と呼ばれたものだ。大学生になって、学校に備わっていたアップルコンピュータに出会い、ファイルシステムやリンクの概念を学んだ。卒業後、社会人となって初めてのボーナスを全額アップルコンピュータ社のコンピュータ購入に充てた。今でも仕事でアップル社のコンピュータ、つまりMacMacintosh)を使用しているので、かれこれと長い付き合いである。

ファミコンゲームウォッチの融合。

Macだけではない。電話も時計もイヤホンも、アップル社の製品を使用している。アップル社のエコシステムにどっぷりと浸かっている。

二十代前半で思い描いていた「未来の環境」は随分と現実のものとなった。情報やデジタルに関する技術は、わずか三十年の間に凄まじい進歩を遂げた。それらに囲まれている今、まさに「未来」を生きている感じがしている。

コンピュータは速く、小さくなり、電池の持ちがとても良くなった。現在のラップトップやスマートフォンに不満など、ほとんどない。Apple Watchはどうだろうか。これについては、あまり毎年買い替えるような気持ちにはならない。大して機能やデザインが変化しないのと、速度が求められるような使い道も少ないからだと思う。電子的な支払いとiPhoneからの通知がApple Watchの(私にとっての)主な機能である。

Apple Watchが犬の散歩の記録に良い、ということは前に書いた。散歩とApple Watchは相性が良いのだ。だが、犬の散歩は散歩ではあるが、あまり(ウォーキングと表現されるような)運動という感じはしない。犬はよく立ち止まる。クン活だ。クンクンクンクン何か(誰か?)の情報を真剣に嗅ぎ取っている。とても真剣なので、駄目、と無下に止めさせるわけにもいかない。

とても真剣なユク坊。

散歩の開始時、Apple Watchの「ワークアウト」を起動させ、「野外ウォーキング」を選び、記録を始める。GPSで、どこを歩いたかを記録をしてくれるので、後で見て楽しい。その他には歩いているときの心拍数や高低差、歩数、距離などが記録される。と、そこまでは良いのだが、ユクのクン活に付き合っていると、Apple Watchが震えて、しきりに尋ねてくる。

「ワークアウトを終了しましたか?」

アップル社には犬のクン活に配慮した、「犬の散歩」という項目(機能)追加を切にお願いしたい。

ぼくは悪くないよ。