ユクとゆく

宮古島で保護された犬、ユクとの暮らし。

修善寺観光。旭滝へユクとゆく。

二泊三日の伊豆、修善寺旅行の話は続く。
丸一日滞在できる中日は一日中雨模様だった。

卒業式などのイベントは雨だったことが多い。

天気予報を見て、流石は雨男よ、と思ったが、宿の部屋は雰囲気が良いし、ユクも一緒に来られたし、いつでも入れる温泉風呂が部屋に付いているし、ゆったりと過ごすことができ、良かった。

「ソファでまったり」デビューしたユク坊。

山を下ったところのコンビニまで、四キロの道のりを自動車で。宿で留守番するのは不安だろうからユクも一緒に連れて行く。妻と私交互に店に入り、好きな物を買ってきた。

学生のようにお菓子やジュースなどを食べた。昼から温泉に浸かって、のんびりした。雨でも楽しいのが、温泉地への旅行の良いところだ。

心の目で富士山を望む。

最終日。
また鎌倉まで自動車の運転をしなければならない。帰りもまた二時間か、と緊張したが、行きの運転による自信のようなものが少しはある。

帰りはすぐに高速道路に乗るルートをナビは示している。何か観光して帰れないか。地図を見てみると、「旭滝」という百メートルほどの高さがある滝があるそうだ。クチコミ情報もとても興味深い感じだった。これに寄ってから帰路に就こうということになった。

まずは匂いから。

「旭滝」は観光用に周りが整備されていて、駐車場も四台ほど駐められる。解説の看板も新しい。

自動車に乗ること自体が好きなユクも、新しい場所に着いて興味津々だ。さっそく辺りの匂いを嗅ぎ始めた。私たち人間は眼の前にそびえる滝の活き活きとした様子に圧倒された。犬はまだそのことに気付いていない。
クチコミによると水はそんなに流れていないと書いている人がいたが、雨の後だからか、豪快に水が流れていた。雨天が功を奏したようだ。

すごいぞ!旭滝!

階段を上がって、滝の流れのすぐ側まで行くことができた。ここでユクが、僕もう無理です、となった。音とか水の勢いとか、地面が濡れていることなどが嫌だったらしい。雨後の茂みに頭を突っ込むくせに、少し濡れている地面を歩きたくないらしい。デリケートなポイントが難しい。

近い!

看板によると虚無僧に縁のある滝だそうだ。虚無僧について、籠を被った僧のような武士のようなあれだ、と、的の外れた解説を妻にした。

すごいのは分かったのでクルマに戻りましょう。

こちらの滝は本当に素晴らしかった。
修善寺界隈に来られたら、ぜひ訪問することをお勧めしたい。

満足した私たちは、高速道路に乗った。