ユクとゆく

宮古島で保護された犬、ユクとの暮らし。

お辞儀していこうぜ。

小学生の頃から高校を卒業するあたりまでは、サッカーが大好きで、観たり、実際にプレーしたりしていた。「ドーハの悲劇」の頃には自分ではやらなくなっていたけれど、熱狂してテレビ観戦していた。今では特別サッカーファンではない。四年に一度、にわかに…

好好洞で雨宿り。

毎日犬を散歩に連れて行かねばならない。朝夕の二回だ。ユクが部屋の中で用を足せないからである。さっと外に出て、さっと用を足して、家に帰ってくる、というようなことでもできればまだ良いのだが、それもできない。土砂降りだろうが、横殴りの雨だろうが…

趣味というものは。

誰に対しても同じ態度を取れる人を尊敬する。裏表が無いと言うか、芯が通っていると言うか。そういう生き方に憧れるのである。 人間は社会的な生き物で、他者と関わることで生きて行くことができる。独りで何とかなると考えているのは、考えが浅い。そもそも…

灰色な俺たち。

ユクは茶白の犬だ。頭の辺りとお尻の辺りが主に茶色が強く入っている。胴体には白をベースに茶色の斑点柄が入っている。この斑点柄が鹿のようであるから、この犬は「ユク」という名前になった。アイヌ語で鹿の意味である。 茶白の犬の寝姿。 犬と一緒に暮ら…

そのバイク、整備してくださいな。

ユクは大変、鼻が良い。格好が良いという意味ではなく、鼻が利くということだ。ユクが、と申し上げたが、犬は基本的に人間より鼻が利く。妻がヤギミルクや干し芋の準備をし始めればキッチンの前に現れて、お利口そうに座り、笑みを見せる。広角が上がって、…