動物に人間の手から食べ物をやる、ということをこれまでの人生で何度かは、したことがある。ハムスター、猫、カメ、そのようなところだろうか。犬には立派な牙がある。はっきり言って怖い。普段はオテやオスワリを命令していい気なものだが、犬に本気を出さ…
由比ヶ浜へ散歩に出かけた。決して海には入らないが、砂浜を前にすると、信号待ちでもそわそわして、一刻も早く砂を踏みしめたい、という顔をするユク。信号を渡ると、グイグイとリードを引き、砂浜へ走る。 ゴールデンウイークの由比ヶ浜は、若い子たち(人…
ユクがうちへ来て、二年が経とうとしている。最初の一年目より、この二年目のほうが早かった、と感じる。人生の体感が加速するように、ユクとの暮らしも加速しているのだろうか。犬の一生は人よりも短い。だからこそ、ユクとの一日を時間を大切にしたい、と…
犬の一生の長さを人間のそれと比較して悲しむなど、まったく人間の勝手な押し付けであるということは何度も書いた。それはそれと分かっていながら(完全には受け入れていないからこそ自らに言い聞かせるように何度も思考がめぐるのだろうが)、犬の一生の短…
ユクにはいくつかのおもちゃが与えられている。ぬいぐるみの類はすぐに破壊され、内臓(綿です)がぶちまけられる。ゴム製の歯応えのある物は案外すぐに飽きる。ユクと同郷の犬たちが好んでいるというお肉のぬいぐるみをあげてみた。これは気に入ったようだ…