ユクとゆく

宮古島で保護された犬、ユクとの暮らし。

ハイドレーションブレイク。歌舞く犬。

今年七歳になるユクにとっては、二度目のワールドカップである。
2022年のワールドカップの時、すでにユクと暮らしていたのか、と考えると、流れる月日の速さを感じる。今回の日本代表チームもさらに成長していて、予選リーグ突破などは当たり前のことになっている。バタバタしていてどうしても点が入らなかった、かつての日本代表とは全く別物だ。

果報は寝て待つスタイル。

普段、サッカーを熱心に観ているわけではない。四年に一度の「にわかファン」である、ということは四年前に書いた通りだ。ただ、ワールドカップに関しては1982年大会から観てきたので、にわかファンとは言えまい。

どのような競技でも、自分がやったことがあるものとそうでないもので楽しみ方が変わってくる。正直、グラップリングの試合などは、寝技をやっていない人にとっては「何が起こっているか分からないつまらないもの」だと思う。MMAのように打撃がある方が、やっていない人にも分かりやすいはずだ。
その点、サッカーは「手を使ってはいけない」「相手のゴール前で待ち伏せて攻撃してはいけない(オフサイド)」くらいのシンプルなルールなので、自分でやったことがなくてもそれなりに楽しめる種類のものだと思う。ただ、あまり点が入らないので、バスケットボールなどに比べると退屈だと思う人がいるのも頷ける。

ハンド!

アメリカ人は、スポーツをエンターテインメントに仕立て上げるのが得意だ。
イギリスで生まれたフットボールとラグビーを混ぜ合わせて、アメリカンフットボールというものにしてしまった。ただ、ルールがシンプルではなくなったので、私には何が面白いのかさっぱり分からない。ルールを知れば、きっと面白いのだろうが。
バスケットボールの発祥もアメリカである。彼らはそれをさらなるエンタメにしようと、途中で「3ポイントエリア」というものを追加し、3点入るシュートというルールを付け加えた。

バレーボールもアメリカ発祥だが、サーブ権という古くからのルールが廃止され、「ラリーポイント制」に変わった。いずれも中継時間の問題やエンターテインメント性を考慮した、極めてアメリカ的な発想である。

おもしろかったらいいのよ。

今回のワールドカップは、そんなアメリカで開催されている。
だからなのか、スポンサーやテレビ中継のことを考慮して、「ハイドレーションブレイク」という三分間の中断時間が新設されている。今大会ならではのルールだと思われるが、広告を見せられる時間が増え、いかにもアメリカだなぁ、と感じさせられる。

空中に漂う匂いをキャッチしているユク坊。

それでも点が入ると、ついついテレビ前で立ち上がり、大喜びしてしまう。
すると、ユクも興奮して、布団の上でカブキ始めてしまうのだ。ユクは日本代表のゴールに喜んでいるわけではない。単に、飼い主の興奮が伝染しているだけみたいだ。

飼い主の興奮が伝染したユク坊。

日本の決勝トーナメント進出が確定した。
トーナメント第一戦は夜中なので、ユクはさすがに先に寝ているかな。