ユクとゆく

宮古島で保護された犬、ユクとの暮らし。

開拓されつつある散歩道えらび。

越してきてから、三ヶ月の時が経った。少しずつ、少しずつ、散歩の感覚を掴み始めている。
散歩の感覚というのは、どの道を通るかというルートのことでもあり、どのくらいかかるのかという所要時間のことでもある。その両面から、感覚を掴んできている。

そろそろ散歩か?とうかがうユク坊。

午後のお散歩はどうしても、仕事の都合をつけた状態で行かねばならない。午後三時から夕方の六時ごろまでは、なるべく予定を入れないように心がけている。私は会社勤めではないので、その点では融通が利く方だ。打ち合わせは基本午前中に入れ、集中的に仕事をする場合もなるべく午前中に予定する。午後三時から六時の間は、犬のために毎日あけているのだ。

少々冷えてもテラスには出たいユク坊。

それでも、散歩から帰ってきてからすぐに仕事をしなければいけなかったり、出かけなければいけなかったりすることもある。だから、一回散歩に出かけたきり何時間も帰ってこないというような、自由な時間の使い方をしているわけでもない。「今日は一時間で帰ってこなければいけない」という日もあるわけだ。
そうなると、ユクの行きたい方へと自由に散歩に連れていくわけにもいかなくなる。人間の方が「このルートを通れば、大体六十分で帰ってこられる」「このルートを通ると七十分、このルートを加えると八十分」と、十分刻みでコントロールする必要があるのだ。

ここらでいっちょ馬鹿走りでもやってやるか。

この三ヶ月間で、ようやくいくつかのルートを開拓することができた。一つの方向でも、いくつかのルートがある。少し遠回りをして歩く距離を稼いだり、少しショートカットをして早めに帰路についたり、最後に少しだけ寄り道をしてユクのクン活に付き合ってあげたり。そのようにちょっとずつ、ルートの枝葉を増やしてきた。

どこでも記念撮影。

引っ越してきた最初の頃は、なかなかそれが掴めず、どうしても散歩に時間がかかりすぎて仕事に支障をきたすこともあった。ただ、犬を連れているご近所さんとのお付き合いのおかげで、色々と新しい道を知ることができてきた。北鎌倉で付き合いが広げられたのもユクのおかげであったし、何かと犬に助けられている。
新しい環境には、ユクが最も早く適応したようだが、人間のほうも三ヶ月くらいかけて、ようやく落ち着いて散歩に出かけられるようになってきた。

未知なる散歩道はまだまだあるはずだ。

あの上のほうかな。(いやいや;)