ユクとゆく

宮古島で保護された犬、ユクとの暮らし。

白いまつ毛と、野生の知恵。

自分がどれくらい老けているかなど、毎日自分の顔を見ているから分からないものだ。しかし自分の顔でも、昔の写真などを見ると随分と老けたものだと思うことがある。他人なら、もっとそういうことが起きる。久しぶりに出会った人がすっかり痩せていたり、随分と太っていたり、あるいは皺が増えていたり。大きな時間の隔たりがあるからこそ、そういう変化が気になると言うものだ。

6年前。家へ来た頃のユク坊。(すでに偉そう)

自分の顔と同じように、妻や飼い犬の様子も毎日見ているものだから、その変化にはあまり気づかない。私が散髪をして帰ってきても、妻から二、三日コメントがない場合などには、変化に気づかないというよりも、興味がない、もしくは見ていないのではないかというふうにも感じられる。

爪は自分で整える派。

ユクが爪を自分でケアしていることは、前に書いた。体のどこかにおできのようなものができたり、傷ができたり、そういう変化にはなるべく気づいてあげようと努力している。大体はユクが同じところをペロペロと舐めているので、そこに傷があることが分かる。何かキズ薬でも塗ってやれば良いものだが、大体そのように犬が自分で舐めてしまうので、薬もあまり意味がない。しかし、舐めれば大体は治るようで、それは野生の知恵というか、犬に備わっている本能的な行動なのだろう。

ユクの顔も、家へ来た頃とは少し変わってきている。子犬の顔が大人になったというだけではない。まつ毛が白くなったのだ。老いによるものというわけではないと思う。一時的に白くなっただけかと思いきや、一年ほど前からずっと白いまつ毛のままで、それだけで表情も少し変わるものだなというか、少しとぼけたような目に見える。

近影。

体の斑点も少し増えてきたように思う。つまり、茶色の面積が増えてきたということである。最終的には茶色の犬になってしまうのではないか。

ユク2020。斑点少なめです。

ユクは左の後ろ足に古傷を持っている。痛いのか、痺れるのか、なんだか分からないが、左足の付け根の方を自分でよく齧っている。齧るとそこの毛がなくなるので、剥げてしまう。どういう症状なのか聞かせてくれれば良いのだが、もちろんそういう事柄の共有はできない。もどかしい。

手当て。

犬の持つ自然治癒力、自然の知恵を信じたい。ユクの左足が良くなりますように。