ユクとゆく

宮古島で保護された犬、ユクとの暮らし。

四半世紀と、犬の向き。

iモードのサービスが終了するそうだ。
携帯電話でインターネットができる? メールが打てる? と息巻いた私は、iモードの初号機を手に入れた。一九九九年のことだ。

はいドーモ!

何でも早く使いたい。新しい技術を試したい。私はそういう質である。しかし、物事にはタイミングというものがある。機が熟すというか、ちょうど良い塩梅があるものだ。早すぎるのも、結局のところ良くない。

ちょうどよいあんばいでうとうとするユク坊。

iモードの携帯電話を手に入れて何をしたかというと、ニュースを見たくらいのことでしかない。せっかくのメールも送る相手がいない。送ったところで相手はパソコンで確認するだろうから、今のようなスピード感はない。こういうものは、参加者が増えてこそ意味をなすものだ。

仲間が集まるのを粘り強く待つユク坊。

しばらくすると、皆が携帯電話でメールをし始めた。J-Phoneという会社が「写メール」というサービスも始めた。携帯電話で写真が撮れて、それを送ることもできるという画期的なサービスだ。奇しくも名前は似ているが、「iPhone」によって、それらすべてはかっさらわれた。むしろ、iPodという音楽プレーヤーに電話機能をくっつけたようなもので、iPhoneは音楽プレーヤーにもなってしまった。何もかもがiPhoneに飲み込まれたのだ。

こいつ…動くぞ!

四半世紀で、ひとつのサービスが終了する。YouTubeやInstagramは、いつまで続くのだろう。

これから来る新しい技術も、大変楽しみだ。AIエージェントがいろいろやってくれるのもうれしい。

理由など要らない。要るのはおやつだ!

犬は、なぜくるくる回ってからおしっこをする位置を決めるのか。
位置というより、向きなのか。
テクノロジーが進化しても、犬の考えていることまでは分からない。
だからこそ、犬といたいのかもしれない。