ユクとゆく

宮古島で保護された犬、ユクとの暮らし。

新しく発見した、ユクの法則。

ユクは人間に対して懐いていかない。
野良犬っぽい性格、とでも言おうか。人間に対して警戒心を持っているのだと思われる。

おうちではこんな感じなんだけどね。

 

いつも散歩で会うし、おやつももらうくせに、撫でさせはしない。そのような指針で行動しているように見える。人間の私からすれば、その行為は申し訳ない。もう少しすり寄って、ありがとうね、とやって欲しい。ところが無でようとすると華麗にかわすのだ。苦笑いする他無い。

きやすく触るんじゃないよ。

人間より犬に興味があることは間違いないのだが、どの犬に対しても優しくできるわけではない。これもまた気を使うところである。

ユクが二歳になるくらいまでは、自分より若い犬に対して、とても優しかった。だから飼い主さんに年齢を尋ねて、子犬であれば、大丈夫か、となった。その法則もユクが年齢を重ねてからは通用しなくなってきた。小さな犬に顔を近づけていったかと思うと突然威嚇したり噛みついたりするようになってしまった。いまは、基本的に見知らぬ犬には近づけないようにしている。小さい頃から見知っている犬は大丈夫なのだが。

さかなはともだち。

そんなことで普段の散歩でも、色々と大変なのだが、もう一つ法則を発見した。
向こうから先に吠えられたり、唸られたりした場合、ユクは応戦しないことが多いということだ。完全に、というわけではない、あくまでも「多い」というレベルである。

過日。
お友達の犬に出会った。
お友達といってもユクはニュートラルな付き合いをするだけの子ではある。取り立てて好きではないが、嫌いってこともない、という感じ。

その子としばらく一緒に歩いていた。すると、向こう側から少し体格の良い犬が見えた。ユクは少し頭を低くして、睨みをきかせ始めていた。遠くから唸り声が聞こえる。向こうの体格の良い犬が睨みながら唸っているようだった。ユクは目線を外し、隣にいる犬の影に隠れた。「あれ?ユクちゃん、今隠れたよね?」と一緒に歩いていた犬の飼い主さんが言った。

忙しいなぁ。

ユクは、ぼかぁ、クン活に忙しいんです、と言わんばかりに無視を決め込んでいる。まぁ、ギャンギャン吠え合いになるよりずっと良い。やっぱりビビっているから唸るのだろう。

ユクの法則。
先に吠えられると、いい子になる。

忙しいのよ。