ユクは遺伝子検査を行った。
ネットで申し込みが出来、キットを送り返すと検査してくれるサービスがある。それを行うと、どのような犬種の血が入っているか、遺伝的にどのような病気にかかりやすいか、なども分かる。と、偉そうに書いているが、私にはよく分からない分野である。妻はこういうことに明るいので、すべてやってくれた。
embarkvet.comそのサービス上に犬のアカウントが作られて、遺伝子からどの程度近い関係なのかということも自動的に分かるようになっている。中には「兄弟」という判定を受けた子とも繋がった。ネットで兄弟が見つかるなんて、なかなかにすごい時代だ。人間でもこのようなサービスがあることは知っているが、人間の場合はちょっと腰が引けてしまう。

「いとこ」判定を受けたポテトくんという犬の飼い主さんから、由比ヶ浜に行くので会いませんか、というお誘いを受けた。二つ返事でお会いする約束をしたが、ユクが初対面の犬と仲良くできることはマレで、不安が先立つ。一応その旨をお伝えしておいた。わざわざ都内から来てくださって、ファーストコンタクトでギャンギャンやって終了ではやるせない。ただ、同郷(宮古島出身)の犬たちとはこれまで仲良くできてきた。仲良くできる可能性は高い。

散々クン活を行い、ようやく由比ヶ浜に着いた。
後方から声をかけられて、振り向くと生のポテトくんがいた!
ユクより年下の犬だが、身体はしっかりしている。茶白の柄の入り方がとても良い感じ。

飼い主が怖がる隙もなく、ユクが首を伸ばして近づいていく。一瞬で大丈夫なことが確認できた。一体、何を基準にして仲良くすることにしているのだろうか。
また、チビだからやめておけばよいのに、自分からワンプロを仕掛けるユク坊。ユクのワンプロは逃げるスタイルなので、リードがあるとうまくいかない。なるべくリードが絡まないように、とこちらも頑張るが、やはり無理がある。それでもしばし夢中になってワンプロに興じていた。

くつろぎ方が似ていたりもして、親戚感を感じた。
ユクは家族で保護された犬ではなく、一匹で保護されたので、親戚が分かるこのサービスは大変ありがたい。声をかけてくださったポテトくんのご家族にも感謝の気持ちでいっぱいだ。
同郷は、人間に限らず、犬にも感ずるものがあるらしい。
