ユクとゆく

宮古島で保護された犬、ユクとの暮らし。

生産性を捨てよ、散歩へ出よう。

今日は何もしなかった。
生産性ゼロである。ダメ人間の見本だ。

生産性って?

人生にはいいことも悪いこともある。
面白くない日々が続くこともある。ただ、面白くない日があるからこそ、いい日も際立つ。いい日が少ないだろうから余計にそうなる。

これ、たまにもらえる。

毎日が最高だ。というのはなかなかに嘘くさい。あとから考えれば、最高だった、と思えるということはある。そのことに気付かされるのは、怪我をしたり病気をしたときだ。ああ、早くこの不自由な状態から開放されて「普通」に戻りたい、と思う。普通の状態がいかに幸福であったかに気付かされる。こんなことでしか普通が最高と思えないなんて、人間は愚かだ。

モデル料のこと、わかってるだろうな。

ただ、長く生きていると、不運なこと不幸なことを多く経験する。幸せは、明らかにその状態との相対的な評価だ。だから、歳を重ねると、日常に幸せを感じることが多くなるのではないか。

全力。

犬と起きて、犬と朝の散歩に寺へ出かけ、犬と朝食を食べ、犬と昼寝をし、夕暮れどきに犬と散歩に出る。犬と夕食を食べて犬と寝床に就く。そんな何もしない休日は最高の日に違いない。幸せとは、生産性から離れることなのかも知れない。

お仕事中のユク坊。

ラテン語で仕事をあらわす「negotium」という言葉は、「余暇(otium)ではない」という語源を持つ。つまり、暇こそが人間なのだ。仕事での生産性追求は本来の人間があるべき姿の真逆と言えよう。

おやつでもらったトウモロコシが頭に付いたユク坊。

犬との生活に生産性を求めてはならない。犬は本来を教えてくれる。生産性を捨て、外を歩こう。