ユクとゆく

宮古島で保護された犬、ユクとの暮らし。

雨の日の散歩をしぶる犬。

梅雨入りはしていないが、ここのところ梅雨のような空模様だ。
犬が家で用を足せないので、雨でも外へ連れて行く必要がある。

小雨は楽勝。

ユクは水が嫌いだ。
宮古島出身ではあるが、海には決して入らない。砂浜は好きだが、海には入らない。
お風呂も嫌いだ。数週間に一度行われる、犬のシャンプーの日には部屋の隅っこで小さくなって震えている。まれに自分で歩いて風呂場へ来ることもあるが、基本的には震えて、怯えた表情をする。それを説得するのに大体十五分くらいはかかるし、説得したところで自分では風呂場へ行かない。だから、いつも抱っこして連れて行っている。最初から抱っこでも良いのだが、一応、説得を試みている。

少しへんな雨の日コーデ。

そんな水嫌いの犬であるから、雨の日の散歩も行きたがらない。
朝起きてきて、外を見る。雨が降っていると深い二度寝が始まる。散歩に行く気がなくなったのだ。

眠たいのです。まぶしいのです。

犬のベッドで丸く、固くなり、ぼくは大変眠たいのです感を出す。
散歩行くよ、と声をかけると、へそ天をして人間の気をそらす。へそ天をすることで腹を撫でに来てくれるので、時間稼ぎができることが分かっているのだ。そこそこ頭が良い。

今日も朝から五回くらいはへそ天をしてごまかしていた。

ごまかし技!

雨雲レーダーをチェックする飼い主とへそ天犬。
鎌倉はまだ梅雨入り前だ。