ユクとゆく

宮古島で保護された犬、ユクとの暮らし。

五周年。ユク来た記念日。

ユクがうちに来て五年が経った。
コロナのパンデミック真っ只中に面会に行き、お届けもしていただいた。人間は全員がマスクをしている状態だった。あの頃は真夏にもマスク、よくやっていたものだ。

初めての散歩。ダブルリードは変だし、尻尾も下がっていますね。

ユクと同じ時期に宮古島で保護された犬たちは達者にやっているだろうか。ユクは留守番が少ない方だと思う。私が家にいることが多いからだ。一応仕事はしているのだが、時間に自由がきくものだから、夕方に犬の散歩に出掛けたりもできる。
ちょうどパンデミックでリモートワークを強いられる人が多かったので都合が良かった。昼間からぶらぶらしている変な人という感じが軽減されたと思う。

気持ちはいっぱいいっぱい。

五年経って、初夏にマスクをしている人も少なくなった。普通に出勤する人も増えたように見える。私もご近所に馴染んできたのか慣れたのか、昼間から犬の散歩に出ていても何とも思わなくなった。

五年後の記念日散歩にコジュケイさんも祝福に現る。

ユク来た記念日には、いつも以上に「うちへ来てくれてありがとうな」「よくやって来たな」とユクに声をかける。もちろん、言葉が通じないのだが、空気を読むのが得意なユクなら、何となく意味を摑んでくれているのではないか。

記念日だからといって、特に変わったことはなかった。が、五年かぁ、となった。