ユクとゆく

宮古島で保護された犬、ユクとの暮らし。

バーベキューパーティ。お犬様へお肉を献上。

お庭でバーベキューというものを経験したのは、今の家に住んでからだと思う。当然だ、庭のある家に住んだことがなかったからだ。
河原や山でのキャンプの際に参加したことはあるかもしれない。

大切なのは、いつどこで誰におやつをもらったか。

記憶にないことには理由がある。キャンプやパーティというなかで、皆で役割を分担して何かを行うことが苦手なのだ。小学生のころから通信簿には「協調性がない」と書かれていた。集中力もない。これは私に備わった「個性」であるので、大人になれば直る類のものでもない。成人式を過ぎても、入社式を過ぎても、変わっていない。

協調性がないところは血の繋がりはなくとも似ている。

仕事は家で行っている。コンピュータを使って仕事をしている。コロナパンデミック以後、呼び出されて打ち合わせすることも少なくなった。私にとっては都合が良いことだ。そんなことを言っているわりには柔術で他人と取っ組み合ったり、茶会に参加したりしている。不思議なことだ。

馬鹿だねぇ。

蚊がまだ少ないゴールデンウィークはバーベキューにちょうどよい。
ところで上の通りであるので、私はキャンプの経験が少ない。
キャンプでのあれやこれやというものを何もできない。バーベキューにおける大事なことは火起こしだろう。これもできる気がしない。茶人を名のる資格もない。誠に申し訳ないのだが、火起こしを妻が行ってくれる。

煙たいのは嫌だよ。

当然のことながら火は煙を発する。
ユクは煙を感ずると、大きなくしゃみをする。犬は鼻が良いものだが、ユクは特に鼻が敏感とみえる。そして煙が嫌いだ。火起こしを始めると、迷惑そうに家の中に逃げ込む。したがって我が家のバーベキューパーティは犬が家の窓から見ているなか、外で人間が肉を焼くという形になる。

バーベキューの写真、撮るの忘れたね。

犬を飼っている人たちは、皆さんどうしているのだろう。
せっかくなので、犬も一緒に庭でバーベキューと行きたいものだが、そのような形にはならない。

肉、持ってきた?

せっせと犬のために肉を分けて焼き、部屋の中に持って入り、献上するスタイルなのである。