ユクとゆく

宮古島で保護された犬、ユクとの暮らし。

闘ってきた飼い主と励ましてくれた家族。

身体中が痛い。
週末にブラジリアン柔術の大会があった。

高崎アリーナ。

もし、このブログを紙とペンで書かなければならなかったならば、きっと書けなかった。試合では、持っている力の倍の力を振り絞って闘ってきた。が、初戦敗退。たった五分間の闘いのために体重のコントロールも含めて準備してきた。五分間、一瞬も諦めず、最後の一秒まで闘った。結果は仕方ない。

最後のひとしずくまで。

昨年は試合で膝を怪我して、半年くらいまともに練習もできなかった。それに比べれば、今回はましだ。試合前に首を痛めて、調子が良くない。しばらくはこの首の治療ということになる。

首をシャキーンと。

「勝ち負けはあとからついてくるもので、出るまでの準備が大切なのだ」ということを言う人がいるが、これは勝った人が言うから格好良いのであって、負けた人が言うとただの負け惜しみにしか聞こえない。先ほど書いたように、心のなかでは結果は仕方ない、と思うよう努力しているが、勝つためにやっているのだから、悔しいのも仕方ない。「幸せとお金は関係ないですよ」とお金持ちが言うのと似ている。

ちゅーされても関係ないですよ。

試合直前、ウォーミングアップエリアで少し汗を流した。
そして、カバンの中から栄養補給のために用意していたゼリードリンクを取り出した。すると、そこにユクの「そりゃけっさく!」の笑顔が。妻がこっそり忍ばせてくれていたのだ。独り頬を緩めて、勝ちを確信した。

そりゃけっさくドリンク。

勝ちたかったなぁ。