ユクとゆく

宮古島で保護された犬、ユクとの暮らし。

犬のいない関西行脚。電車だけど。

大阪にやってきた。
そういう歌を歌っている歌手がいた。
歌の内容は知らないけれど。
歌という漢字だらけになってしまった。そういえば私は、十代の後半から四十代まで、たくさん歌ってきた。四十代の後半からそれをしなくなったから、十年くらいはまともに歌うことをしていない。今年は少し歌ってみたい。

ぼく、うたうまいよ。(そういえばたまに変な声出してるね)

大阪にやってきた。
芸術大学の同窓生たちと久しぶりに会った。芸術系の人たちの独特の雰囲気というものがある。私にもそのようなものがあるのかどうか。あるのなら同族嫌悪ということになるが、どうにもその感じが嫌いだった。
歳を重ねたからかそういう居心地の悪さも減ってきた。多少は私も大人になったのか。多少は。

背も伸びたよな。

茶道の先生の家で、つまりお稽古場で初釜が催される。茶道の稽古は先生が実演して手本を見せてくれない。生徒が点前するところを先生が横で見て、口頭であれやこれやと指導してくださるという方法で進行する。つまり、先生の点前を見る機会がないのだ。これは茶道の指導における不思議な点である。
柔術では、技の手本を先生が生徒の前で実演して見せる。一緒にスパーリングをして、その強さを示してくれることもある。だが、茶道の稽古では、普段、先生が点前をしているところを見られない。ところが、この初釜のときは、先生の点前を見ることができる。そして素晴らしい。もっと日頃から見せてくれれば、私ももっと良くなるのに、と思う。だが、皆が同じような点前になってしまってもおもしろくない。と考えると、結論としてはいまのままで良いのだ、と言わざるを得ない。

手取り足取り。

祖父母のお墓参りにも行く。
関西圏は関東に比べるとコンパクトだ。大阪も神戸も明石もそんなに遠くはない。住んでいるときは遠くに感じていたが、このくらいの距離を遠いと言っていては関東地方に住む皆さまに申し訳なかろう。

魚の棚

犬の話が出てこないではないか。
そう。犬がいない日々を送っている。
犬と離れて関西で忙しくしていると、妻からユクの写真が送られてくる。
偉そうに、楽しくやっているようだ。

楽しくやってます。