ユクとゆく

宮古島で保護された犬、ユクとの暮らし。

二〇二四年もお世話しました。

今年も犬の世話に明け暮れた一年だった。このような楽しい毎日を送ることができ、夢のようである。夢のよう、ということは夢が叶っているということだろうか。自分の努力だけでは何もできない。ほとんどのことは、何かしらの幸運に恵まれてのことだ。一見不運に思えるようなことも人生においては沢山ある。しかし、それらのことがなければ寸分違わない今ということはなさそうだ。今となっては必然ということになる。

なんだか旨そうなもの食べてない?

今年は膝を大きく怪我した。
正座どころか曲げることも困難な日々。柔術も茶道もできなくなった。一生正座はできなくなるのではないか、とも思った。半年くらい経って、ようやく膝を曲げられるようになった。十月には正座もできるようになった。人間って治るものなのだ、と自分のことながら感心した。

向こうに見えるの富士山じゃない?

膝を引きずりながらも、ユクと散歩に出かけた。自宅で仕事をしている私にとって、外に出かけることはとても大切なひとときである。ユクのおかげで、毎日必ず散歩をすることができる。散歩はユクにとって一日の中でメインイベントなので、欠かすことができない。また、楽しそうに匂いを嗅ぎまわっているユクを見ているのもうれしいものだ。

今年もお世話しました。

晦日には、ユクを連れて円覚寺に行く、という一年に一回の我が家のイベントがある。暗闇でお経を聞き、除夜の鐘を聞く。同じように散歩に出てきている近所の犬もいることだろう。今年はどの子に会えるだろうか。

富士山だよね!?

来年も犬の世話をします。
良いお年をお迎えください。