四年ぶりにiPhoneを新しい物に変えた。iPhone7からiPhone13。7から13だ。さぞかし進化に驚かされるだろうと、届く前からケースなどの周辺グッズを買いそろえて待ち望んでいた。13という数字も好きだ。11も好きだったが、13まで待った。
SIMフリーの端末を買ったので、SIMを入れ換えれば、あっさりと電話としての機能も移行できた。便利になった。しかも、iPhoneのデータ移行のツールも大変よく出来ていて、拍子抜けする。iPhone3Gの頃であれば、iOSのアップデートをする度に端末の調子が悪くなり、再設定を余儀なくされたものだ。あまりにもすんなり行き過ぎるので物足りないほどだ。
クローンを作るように新しいiPhoneにデータと設定を移行できたので、画面を見ても代わり映えしない。私は本当に新しいiPhoneを手にしているのだろうか。
すでにiPhoneはiPhone6あたりでひとつの完成形に至っていたのかもしれない。大枚叩いて新しいiPhoneを買ったのに、こんなものか。
さっそく、新しいiPhoneを犬の散歩にも携帯した。散歩中にスマホを見ない主義ではあるが、ユクの写真を撮るために時折取り出す。本当はちゃんとしたカメラを持ち歩きたいが、一人と一匹のときは難しい。日常の散歩中、スマホで気軽に撮ることができるのはありがたいことだ。
クローンと揶揄したことは撤回したい。流石に五世代ほど進化した端末である。カメラの性能については、違いがしっかりとわかる。ユクの立ち上がった尻尾の毛先やイヤイヤしている様子がダイナミックに写る。マクロ撮影ができるようにもなったので、肉球にも随分寄ることができる。私の大好きなユクのマズルも大きく写せる。
よし!沢山写真を撮って元を取ろう、などと考えるのは関西人の性か。