ユクとゆく

宮古島で保護された犬、ユクとの暮らし。

2026-03-01から1ヶ月間の記事一覧

茶道のサブスク、瑞泉寺のデジャヴ。

茶道の稽古をしていてよく感じることは、一年も経てば人間は大体忘れているものよなぁ、ということだ。季節の道具やお菓子が出てきて、「ああ、また春か」などとなる。道具や設えの変化によって、お点前の作法も変わる。一年前の稽古のことなどすっかり忘れ…

無粋を避ける代償と、ユクの完璧なオスワリ。

新しい家に住み始めた。照明のスイッチなどもシンプルで気に入っている。ただし、スイッチに「玄関」「廊下」「洗面」など、どこの照明が点くのかといった説明書きはない。そんなものが記載されていては無粋だ。だからスイッチたちは名無しで佇んでいる。人…

二階から降り注ぐ「飯はまだか」の圧。

二階と一階が逆転した。引っ越しする前の家は一階がリビングだった。「居間」と言うだけあって、多くの時間をそこで過ごした。テレビもダイニングテーブルもキッチンも、全て一階にあった。二階にあったのは寝室と私の部屋と妻の部屋。この三つだった。 円覚…

本来無一物、六年の重さ。

ユクの順応力の高さについては前に書いた。受け入れる力が見事なのだ。 引越しをユクは何度も経験している。ただし、それは大変短い期間の話で、宮古島で保護されて数週間施設に預かってもらい、その後、飛行機に乗って、千葉の預かりボランティアさんの家で…

覚園寺への道と、ユクの野心。

以前、覚園寺で「戌神様」のお守りを買って、今も財布に入れている。その、犬にフレンドリーなお寺である覚園寺は二階堂にある。二階堂というエリアは、北鎌倉からだと少し距離があり、毎日の散歩コースにするには少し無理がある。しっかり歩くぞ、という休…

スケルトン階段。いつかまた抱っこして。

実際に引っ越してくる前から、犬に早く慣れさせようとして、何度か引っ越し先の家に連れてきたことがある。犬は少し戸惑っているようにも見えたが、家の中ではわりと堂々としていた。環境を変えるにあたって、人間のほうが過度に心配をしていたのかもしれな…

衣張富士見コース。

なかなかペースがつかめない。もしかしたら、犬のほうが先にしっかりとペースをつかんでいるのかもしれない。犬は新しい環境を楽しんでいる風にも見える。とにかく知らない匂いがいっぱいだ。においコレクターであるユクは、とても収集に忙しそう。 年度末だ…

繰り返すが、平日である。

平日だ。私は自宅で仕事をしている。リモートワークではない。自宅がオフィスなので、オフィス勤務である。 オフィスの前にて。(嘘おっしゃい、立ち入り禁止です) 仕事の相手とはオンラインや電話で接することが多い。リアルな接触ではないので、パンデミ…

あの子の匂いが残る家。

引っ越した先に、実は知り合いがいる。前の家でお隣さんだった家族である。 ユクは、そちらで一緒に暮らしていた黒柴君が大好きだった。黒柴君の飼い主さんにもよく懐いていた。ユクは好きな犬がいると、その家族も含めて大好きになる。犬は皆そうなのか、ユ…

夜戻り。

市内ではあるが、引っ越しをした。距離が近いとなかなか梱包も進まない。積み残しても、最悪何往復かすれば良いか、という甘えがあるからである。実際にはそう甘くもない。たとえ近くても往復するのは大変だ。 今日でこの散歩コースも最後か。(とは思ってい…

舵は海へ。

定期的に海の方向へ舵を取ろうとする。犬の話だ。 ほとんどの場合は、好きな犬の家の方向へ鼻先を向ける。家の周辺をうろうろし、たまに好きな犬に会うことができる。その偶然の確率を上げるために、なるべく好きな子の家の周りをうろうろするのだ。これが人…