ユクとゆく

宮古島で保護された犬、ユクとの暮らし。

2025-04-01から1ヶ月間の記事一覧

同じものでも新鮮に喜ぶ姿勢に学びたい。

鰻を食べた。鰻は私の好物だ。店がやたらと特上をおすすめしているので、特上というもの注文してみた。大きな鰻が贅沢にのせてある。箸を入れるとふかふかとした身がほぐれる。いかにも関東の鰻らしく柔らかな仕上がりだ。タレはさほど甘くなく、醤油が利い…

新緑。

今の気分としては、新緑の季節が好きなようだ。人間、私の個人的な話だ。 もしゃもしゃ。 今年はなぜか桜を見ても心躍らず、散る桜の儚さばかりが気になった。満開の桜を見て、心が軽く浮かび上がるような気持ちになる年もあった。受け取る人間のその時の状…

Uber Eatsのアプリを消した話。

北鎌倉には観光客向けの飲食店しかない。しかない、は言いすぎかもしれないがそうでもないと思う。つまりは金額が高いのである。となりの駅まで足を伸ばせば、ファストフード店がある。しかし、仕事が忙しく、となり町へ行く時間も惜しい。そのようなときに…

鴨夫婦と遭遇する犬。初デートの思い出(人間)。

妻が妻になる前の話。私が彼女とはじめてのデートに行った際、お昼に鴨のローストを食べた。これがとても美味しかった。はじめてのデートなので緊張して味も覚えていないということになりそうなものだが、そんな緊張も忘れるほどに美味しかった。高台にある…

クルクル大便パニック。

犬に何かを教える、もしくはしつける、ということをするときに、障壁となるのが言語の問題だ。言語は私たちに意味の空間のようなものを作り上げる。モノやコトに名前を付けて意味を持たせる。意味とはそれらの関係性とも言い換えることができる。名付けるか…

ミクロな私たち。

四月も半ばだ。年始から三月までは過ぎるのが早いと覚悟していたが、四月も早いではないか。このような速度で日々が過ぎるのだから、人生などほんの一瞬だ。言葉や概念で刹那を語り尽くすことはできない。体現するのは本当に刹那だ。 新聞で戦争による死者の…

桜の儚さを感じる年頃。痛みと加齢、格闘技。

体力の衰えなどはまったく感じていないのだが、身体中に痛いところが増えてきた。格闘技のこともあるが、加齢もその要因を大きく占める。膝が痛い、首が痛い、指や手首が痛い。体が温まると痛みのことを忘れる。忘れているだけで、治ったわけではないので、…

フラッシュバックPart3

春、虫が動き始める。私は虫が嫌いだ。ずっと嫌いだったわけではない。小学生の遠足のとき、毛虫を大量につかまえて、ビニール袋に入れて団地の水道メーターに保管した。保管したものの大量の毛虫はやっぱり怖くなって、水道メーターのドアを開けることはし…

親子二代、チャイにハマる。

散歩から帰ってくると、ユクの足を拭いたり身体を拭いたりして世話をする。雨の日はドライヤーまでして、ブラッシングをする。ユクの身体をタオルで乾かしているとき、私は子どもの頃を思い出す。父親がお風呂で私の身体を洗ってくれて、出てからも全身をタ…

明治ブルガリアヨーグルトが大好きな鼻の利く犬。

朝ごはんの後、ヨーグルトを食べる。犬の話だ。 朝飯をくれー(怖いからやめれ) 明治ブルガリアヨーグルトに冷凍のブルーベリーをふた粒、さらに犬用の乳酸菌パウダーを加え、ブルーベリーを潰しながら混ぜ合わせる。作るのはもちろん人間で、ユクは出来上…