2025-01-01から1年間の記事一覧
二十四世紀のドラマを観ている。こんな感じの未来になれば良いな、と思う。そこでは、病気も不幸も克服した人類が描かれている。 現実は二十一世紀である。年号は二〇二五年だ。今日は大晦日なので、明日は二〇二六年になる。二〇二六、なんと未来的な響きだ…
サンタクロースの存在を、小学生の頃までは信じていた。プレゼントを持ってきてくれる赤い服を着たおじさんのことだ。十歳の子どもは純粋なのか、阿呆なのか。それとも時代の問題で、今の子どもたちはもっと現実的で、サンタクロースが架空の存在であるとい…
ウェブ制作において、一緒に仕事をしている方の影響でSF作品を読むようになったということは前に書いた。彼は「スタートレック」シリーズのファンでもある。私もそれを知り、シリーズを観ようと何度か挑戦したが、いかんせん映像が古く、世界に入っていけな…
初めてではないが、よく見かける、というほどでもない。ヤモリが家に現れた。 ん? 大抵は外で見かけることのほうが多い。家の中で見かけると、やはりギョッとする。が、大人しいし、動きが気持ち悪くはない。というより、停止している印象である。突然飛ん…
人間、齢五十を超えれば――いや、四十くらいからかもしれないが――いわゆる「老害」と呼ばれる存在にならないよう、気をつけたいものだ。北鎌倉駅の周辺には踏切が多い。先日、遮断機が下りているにもかかわらず、それをくぐって線路を渡ってしまう爺さんを見…
ご近所さんの犬の飼い主さんのお話を聞いた。お留守番ができない、とのことだった。ユクが当たり前にお留守番をしてくれるので、すっかり苦手な犬がいることを忘れていた。自分だって、はじめてユクを留守番させるときには恐る恐るだったし、色々と考えてい…
師走になり、パンデミックの余韻もようやく薄れてきたからか、忘年会がぽつぽつと開かれるようになった。とはいえ、かつてのような「大忘年会」という雰囲気ではない。三人、四人、多くても十人程度。私が今年参加したのは、そのくらいの規模の集まりばかり…
山歩きの季節になったので、毎週のように行っていた砂浜はしばらくご無沙汰だった。数日前からユクが海方面に行きたがっていることを夫婦で共有していた。人間の都合もあるので、日曜日に早めに出て海へ行こう、ということを決めていた。ユクはそんなことが…
ユクの犬種は「フォルモサンマウンテンドッグ」という名称だ。遺伝子検査の結果、ユクはフォルモサンマウンテンドッグが 100 パーセントであることが分かった。お父さんもお母さんも、純然たるフォルモサンマウンテンドッグなのだ。 すれ違いざま、おじさん…
齢五十にして犬を飼い始めた。 おぬし案外ジジイだな。 正確には四十代だったが、まあこの際どうでも良い。むしろ、この年齢で犬と出会えたことをつくづく幸運だったと思う。もっと年を重ねてからでは、これほど犬との散歩につきあう体力も気力もなかったか…
ユクは人間に対して懐いていかない。野良犬っぽい性格、とでも言おうか。人間に対して警戒心を持っているのだと思われる。 おうちではこんな感じなんだけどね。 いつも散歩で会うし、おやつももらうくせに、撫でさせはしない。そのような指針で行動している…
二〇二五年も終わろうとしている。気がつけば、年が明ければ二〇二六年だ。「二〇二六」という数字の響きは、どうにも漫画じみている。ドラえもんの未来都市、バック・トゥ・ザ・フューチャーの空飛ぶスケボー。ああいうものを、私はずっと「未来」と定めて…
今年の長い猛暑と、突然訪れた冷え込みのせいで、秋という季節はすっ飛ばされてしまったのではないかと思っていた。だが、ここに来て北鎌倉の紅葉は見事に色づき、むしろ一気に凝縮された濃厚な秋を楽しませてくれている。 浄智寺の銀杏とユク坊。 円覚寺の…
大阪出張の折、気に入っているピザ専門店に足を運ぶ。毎年毎年この店を訪れ、毎年毎年、チーズがたっぷりのったピザを食べる。今年も六種のチーズがのった贅沢なピザを選んだ。ところが――口に入れた瞬間、何かが違う。いや、味そのものは変わっていないのか…
山を歩くのが好きだ。多分、犬も飼い主もそうだ。平日の山は人影が少なく、もちろん車も通らない。静けさの中で、自分たちだけが小さな小さな生き物として、道の上に存在しているような気持ちになる。ユクはといえば、あっちへクンクン、こっちへクンクンと…
朝、ユクにホットヤギミルクを作ってやる。犬になるべく水を飲ませたいのだが、ただ「水を飲め」と言っても飲まない。だからある意味それは、少しでも色や味がついていれば飲むだろうという、人間の魂胆が詰まった飲み物なのだ。ユクはこのヤギミルクが好き…
相変わらず、毎週出張の日々である。大学で学生たちに向かって熱く(るしく?)語りかけている。毎年、せっかくの縁であるからと思い、他人様の子ではあるが、本当に幸せな人生を送ってもらいたいと願って対峙している。もちろん、単位だけが目当ての者も多…
ユクは保護された犬である。どのような状態で保護されたのか、くわしいことは分からない。ただ、お母さん犬と一緒に、あるいは兄弟たちと一緒に、というわけではなかったらしい。一匹で歩いていたのだろうか。群れからはぐれて迷子になっていたのだろうか。…
じっと待っている。一応、犬の話だ。 これはおやつ待ち。 朝、トーストなどを食べていると、食べ終わりそうな頃を見計らって、ユクが膝もとにやって来てお座りをする。視線は人間の手に注がれ、あるいはその先――机の上に置かれる、こんがりとバターが溶けた…
年に数ヶ月間、大阪出張が毎週ある。十年以上大阪に住んでいたので、決して知らない土地ではない。それでも、ここ数年はまるで別の街になってしまったと感じる。なじみの店が次々と姿を消し、その跡地にはドラッグストアが新しくできる。外国からの旅行客が…
犬と散歩に出かける。ユクの目は真剣そのものだ。あらゆる場所の匂いをかぎ、キョロキョロしながら、時に立ち止まり、後ろを振り返っては、何かを調べているような面持ちで歩く。それが毎日のことなのに、まるで生死をかけた一大事のようだ。そんなに懸命で…
犬はリードを持つ人によって行動を変えるそうだ。ユクの振る舞いも、まさにそれを感じさせる。私がリードを持つとき、妻がリードを持つとき、それぞれにおいてユクの雰囲気は変わる。二人と一匹なのか、一人と一匹なのかによっても、その行動は変わるのだ。 …
歳を重ねると、小学生の頃のように、利害を度外視した友だちをつくることが難しくなる。利害がある方が、むしろ付き合いやすい。仕事上の関係なら、新しく生まれることも多い。だが、「ただの友だち」は、なかなか出来ないものだ。 趣味を持つと、仕事とは無…
午後、どうにも抗いがたい眠気に襲われる。それをなんとかしようと、朝と昼の糖質を抑える生活を始めた。たしかに、眠くならない。けれど、その代償として、いつもお腹が減っている。口寂しさを紛らわせようと素揚げのミックスナッツを頬張るが、そんなもの…
週に一度、由比ヶ浜まで歩くというルーティンが続いている。夏の終わりとともにその習慣も途絶えるかと思いきや、そうでもない。きっちり週に一回、ユクは海の方へぐいぐい引っ張っていく。しかも、それが大体、土曜か日曜なのが不思議だ。曜日を理解してい…
うなぎが食べたい。うな重が食べたくなる。 うなぎ巻きで座るユク坊。 定期的に——いや、数日おきにその衝動は腹の底から湧き上がってくる。まるで、ひどい宿酔いに苦しみながらもまた酒を口にしてしまう酒飲みのように(知らんけど)、うなぎが食べたいとい…
風が冷たいと感じる瞬間が増えてきた。十月も半ばだというのに、まだ夏の名残がそこかしこに残っている。半袖のシャツで過ごす日も少なくない。そろそろ衣替えをしなければと思いながらも、季節の境目の曖昧さを楽しんでいる私もいる。 秋の気配とユク坊。 …
大阪出張から帰る日。たった一泊の出張で、そう長く離れていたわけではない。それでも、私はユクとの再会を心待ちにしている。しかし、ユクはそうでもない。これまでの経験からわかっている。飛び跳ねて駆け寄ってくるようなことはない犬だ。飛び跳ねて喜び…
Apple Watchをずっと身に着けているのは、健康管理のためだ。とはいえ、これまでそれが命を救ってくれたことはない。アップルのイベントを観ると、必ず「Apple Watchに命を救われました」という映像が流れる。あの布教動画を見ているうちに、私もお布施を払…
昼に眠たくなる。自宅で仕事をしているので、いつでも午睡は叶う。午後から眠たくなることを二十年くらい前から気にはしていた。お昼にお米を腹いっぱい食べるのをやめて蕎麦を食べるようにして改善したこともあった。この頃はお昼に蕎麦を食べても眠たくな…