ユクとゆく

宮古島で保護された犬、ユクとの暮らし。

葛原岡神社への初詣に、ユクとゆく。

元日はお寺を巡った。二日はいよいよ神社への初詣だ。鎌倉には鶴岡八幡宮がある。圧倒的にお寺のほうが数が多いように感じられる。ただ、鎌倉の人にとって、神社と言えば鶴岡八幡宮なのだろう。そんな気がするだけだが。 私たちの初詣は、鶴岡八幡宮ではない…

二〇二三年元日のお散歩。

元日。いつもの浄智寺へ。毎朝通っている浄智寺だが、普段は外からお堂を拝見するだけだ。元日は中へ入ってユクを連れてお参りをした。私は本堂裏にある、小ぶりな観音像が好きだ。小さな仏像だが、お寺で観るから小さいのであって、きっと自宅に設置すれば…

二〇二二から二〇二三。年越しはいつも嫌な感じがする。

北鎌倉に越してきてから、大晦日は駅前の円覚寺に出向き、除夜の鐘を聞きに行くということを数年間している。パンデミック前は、整理券を得て、除夜の鐘を撞かせていただいたこともあった。昨年からは、一般の者は撞かせてもらえなくなった。お坊さんたちが…

笑顔の毎日。良いお年をお迎えください。

ユクがうちへ来てから三度目の年末である。二〇二〇年の春にうちへやって来たから、丸二年は犬と暮らしてきた。最初は何も知らない分からないという状態であったから、そこから考えれば、随分と慣れたものだ。世話は毎日のことなので、慣れて然るべきだ。 仲…

淡い交わり。

「淡交」という言葉は、荘子の「君子之交淡若水」という言葉に由来する。裏千家茶道の月刊誌にその名が付けられている。歳を重ねるほどに意味の分かってくる種類の言葉だと思う。 つまり、失敗したな、という経験をして、学習を重ねてきたからこそ、腑に落ち…