ユクとゆく

宮古島で保護された犬、ユクとの暮らし。

なぎさ橋珈琲へユクとゆく。

鎌倉から逗子へ向かう海岸線を車で走る。右手に海が見えて、大変心地よい。週末は渋滞もするが、海の前なので、そんなに苦にならない。同じような光景(といえば関東の人に怒られそうだが)が神戸の方にもある。須磨から塩屋、舞子を走る国道2号線がそうだ。…

余生、二十二年目。

いつかの法事の帰り、父と叔父、叔母、従兄弟たちと食事をしていたときのこと。私はもう五十歳になる、というようなことを話していた。すると、七十を越えた父と叔父が、声を揃えて、「五十は若いぞ」と言った。経験からそう感じたであろう言葉は、信じてお…

海は好きだが、入りたくない犬と私。

海は大好きだ。磯の香りも好き。でも海には入りたくはない。人間の話だ。子供の頃は海でよく遊んだ記憶がある。その記憶とともに、海の家のゴザを敷いた床のざらざらとした感触も思い起こされる。あれが嫌だった。真水で足を洗っても、また砂が付いてしまう…

海に着くなり、阿呆になる犬。馬鹿走りの記録。

ユクは海が大好きだ。それは、海に着いた瞬間の様子を見れば分かる。いや、海を目前に控えた信号機の前で、鼻を利かせて海の香を味わっている様子からも明らかなのだ。犬がどのくらい頭の中に地図を描けているのか、私は知らない。しかし、散歩の始まりに、…

蛇との遭遇。

蛇は苦手だ。アダムとイブをそそのかしたとして、聖書でも悪いイメージで描かれている蛇。ただし、邪悪だとかそういう観念的ことではなくて、動きにぞっとしてしまう。同様の生き物にムカデも数えられる。動きに背中が冷やされる。これらの動きに怯えてきた…