犬の一生の長さを人間のそれと比較して悲しむなど、まったく人間の勝手な押し付けであるということは何度も書いた。それはそれと分かっていながら(完全には受け入れていないからこそ自らに言い聞かせるように何度も思考がめぐるのだろうが)、犬の一生の短…
ユクにはいくつかのおもちゃが与えられている。ぬいぐるみの類はすぐに破壊され、内臓(綿です)がぶちまけられる。ゴム製の歯応えのある物は案外すぐに飽きる。ユクと同郷の犬たちが好んでいるというお肉のぬいぐるみをあげてみた。これは気に入ったようだ…
春がきた。少し飛び越して夏を感じるほどの日もすでにある。日が延びて、夕刻のお散歩にゆとりができた。成長を見越して購入されたと思しきブカブカの学生服を着た中学生たちが線路の横で電車とかけっこをしている。お!かけっこ遊びやるのか?という感じで…
先週末。ユクを連れて、由比ヶ浜へ出かけた。夫婦ともに休みの日には、少し足を延ばした散歩に出かけることがよくある。北鎌倉から鎌倉までの道中、ユクはいつもと違う感じを嗅ぎ取っているのか、グイグイと引っ張る。この調子でグイグイやると、帰りに疲れ…
少しずつ、といっても、気づいたときにはそれは、いつのまにか、であり、こんなにも、でもある。横断歩道で、クルクル回って興奮して渡るようなことが減ったり、他の犬とのご挨拶もいくらか静かにできるようになっていたり、ふと、その変化に気づく。それら…